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C・ボルタンスキーの大規模個展、「亡霊たち」がさざめく展示空間

『アニミタス』(小さな魂)、2014年 Photo: Angelika Markul Courtesy the artist and Marian Goodman Gallery
『アニミタス』(小さな魂)、2014年 Photo: Angelika Markul Courtesy the artist and Marian Goodman Gallery

展覧会『クリスチャン・ボルタンスキー アニミタス―さざめく亡霊たち』が、9月22日から東京・白金台の東京都庭園美術館で開催される。

1944年に生まれたフランスの現代美術家クリスチャン・ボルタンスキー。歴史の中で消えていく記憶の再生や、匿名の個人および集団の生と死を表現した作品を発表している。

東京での初個展となる同展では、「声」を使った新作を含む日本未発表作を中心としたインスタレーション6点を展示。数百本の風鈴や影などによって展示空間内に「亡霊たち」を出現させる。

初日の9月22日には、東京・恵比寿の日仏会館でボルタンスキーと横浜美術館館長の逢坂恵理子を迎えた講演会を開催するほか、会期中には関連イベントも実地。詳細は東京都庭園美術館のオフィシャルサイトで確認しよう。

イベント情報

『クリスチャン・ボルタンスキー アニミタス―さざめく亡霊たち』展

2016年9月22日(木・祝)~12月25日(日)
会場:東京都 白金台 東京都庭園美術館 本館、新館ギャラリー1、2

時間:10:00~18:00(11月25日~11月27日は20:00まで、入館は閉館の30分前まで)
休館日:第2、第4水曜(11月23日は開館、翌日休館)
料金:一般900円 大学生720円 中・高校生、65歳以上450円
※小学生以下および都内在住在学の中学生は無料
※身体障害者手帳、愛の手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、被爆者健康手帳をお持ちの方と介護の方1名は無料

『影の劇場』1990年 16のオブジェ(メタル、カードボード、ワイヤー、カセットテープ、木、葉など)、プロジェクター、ファン、コンバーター サイズ可変 Photo:Andre Morain Courtesy the artist and Marian Goodman Gallery
『影の劇場』1990年 16のオブジェ(メタル、カードボード、ワイヤー、カセットテープ、木、葉など)、プロジェクター、ファン、コンバーター サイズ可変 Photo:Andre Morain Courtesy the artist and Marian Goodman Gallery
クリスチャン・ボルタンスキー『心臓音のアーカイブ』展(2008年)展示風景 Courtesy Maison rouge ©Christian Boltanski
クリスチャン・ボルタンスキー『心臓音のアーカイブ』展(2008年)展示風景 Courtesy Maison rouge ©Christian Boltanski
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