石丸謙二郎(左)と内藤剛志【拡大】
TBS系人気ドラマ「西村京太郎サスペンス 十津川警部シリーズ」の名コンビ、渡瀬恒彦(72)の「十津川警部」と伊東四朗(79)の「亀井刑事」が今秋以降、内藤剛志(61)と石丸謙二郎(62)のコンビに交代する。
内藤は4日までの本紙の取材に「十津川警部は憧れの存在だったので光栄です。出演者、スタッフのチームワークを大切にしたい」と抱負。石丸も「ストイックで好奇心旺盛な十津川警部を支える年上の亀井刑事は、魅力的。気負わずに演じたい」と語った。
1992年から54作品作られたが、新作は「新・十津川シリーズ」として、月曜午後9時からの2時間枠「月曜名作劇場」で放送。第1作の放送日は未定だが、十津川警部が殺人?という点が見どころだ。
森下和清プロデューサーは「内藤さんは共演者やスタッフにいつも気配りをして、現場を一つにまとめる魅力ある人柄。以前、犯人役で出演してもらったこともあり、雰囲気を分かっているのでぜひと思いました」と起用理由を説明。石丸については「ユーモアのある演技ができる方。内藤さんとも気心が知れているのでピッタリと思いました」と語った。
その上で、森下氏は「他のレギュラー陣の顔ぶれも一新しました。でも、本格的なサスペンスであることと、鉄道旅の旅情、罪を憎んで人を憎まずの精神は引き続き大切にしたい」と力を込めた。今回の新シリーズ誕生は、今年4月から放送枠が「月曜ゴールデン」から「月曜名作劇場」にリニューアルしたことに伴う措置という。
関係者によると、渡瀬は胆のうがんと闘病中だが、今回の交代は病気とは無関係。今秋以降、別のドラマ出演のため準備を進めている。