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【芸能・社会】

67歳すぎもとまさと 円熟の3年ぶり新アルバム発売

2016年9月5日 紙面から

新アルバムについて「原点に戻ってシンプルに作った」と語るすぎもとまさと=名古屋市中区で(加藤晃撮影)

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 シンガー・ソングライターで作曲家のすぎもとまさと(67)が14日、3年ぶりの新アルバム「Route 67」を発売する。「吾亦紅(われもこう)」のヒットから10年。「歌詞を一つ一つかみ締めて歌えるようになった」と振り返り、「原点に戻ってシンプルに作ったアルバム」とアピールした。

 すぎもとは作曲家として「杉本眞人」の名義で小柳ルミ子の「お久しぶりね」などのヒット曲を生み出してきた。2007年、40年来の盟友で昨年に亡くなったちあき哲也さんが作詞し自ら歌った「吾亦紅」が大ヒット。58歳でNHK紅白歌合戦に初出場するなど一躍、注目を集めた。

 それから10年。「それまで歌うこともなかったから、ライブでも最初はどうすればいいかも分からなかった」とすぎもと。「もう67歳になったから、いつまで歌っていられるかと思うことも多い。だからこそ、心に刺さるような歌を歌っていきたい」と見据える。

 新アルバムは「歌そのものが伝われば」と、シンプルなサウンドで67歳の円熟したアーティストの世界を表現した。全12曲のうち「別れの日に」やタイトル曲など7曲がオリジナルの新曲で、すぎもとは「言葉の意味の一つ一つが分かるように心掛けた」という。

 残る5曲は提供した楽曲の中から選曲し、脳出血を乗り越えて今年3月に活動を再開した内藤やす子(65)の「新宿はぐれ鳥」(1998年)も。「詞の内容が内藤さんが歌ったらキャッチーだと思って作った。(復活への)励みになればと収録した」

 新アルバムの発売記念ツアーを開催し、10月10日に名古屋アートピアホール、22日に東京・品川ステラボールで。すぎもとは「なるべく皆さんと一緒に歌えるようにしたい」と話している。  (伊藤智英)

 

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