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関空のはしか感染、医師・救急隊員にも 対岸施設の買い物客には注意喚起
関西空港の従業員がはしかに集団感染した問題で、大阪府は4日、新たに4人の感染を確認したと発表した。うち2人は、はしかの患者を搬送・診察した救急隊員と医師で、府によると、関空従業員以外で感染が確認されたのは初めて。感染者は計35人となった。
府によると、1人は関空従業員の20代女性。医師と救急隊員はともに40代男性で、それぞれ8月下旬に発症した。2人は今回の集団感染の患者を搬送・診察した際に感染したとみられる。
また府は同日、もう1人の感染が確認された30代男性が8月28日に、関空対岸の「りんくうプレミアム・アウトレット」へ出かけていたことも明らかにした。府は同施設を利用していた買い物客らに対し、はしかの症状が出た場合には早期に医療機関を受診するよう呼び掛けている。