女性監禁、立てこもり 特殊部隊突入 容疑者の男逮捕 福島
3日午前11時25分ごろ、福島市瀬上町のアパートの一室で、刃物のようなものを持った男が住人の20代の女性会社員を監禁して立てこもった。男は捜査員の説得に応じず、県警機動隊の特殊部隊が同日午後7時ごろ、室内に突入し、男を逮捕監禁と住居侵入の疑いで現行犯逮捕した。女性にけがはなかった。
福島北署の調べでは、逮捕されたのは伊達市保原町、会社員関根正義容疑者(23)。アパートの女性の部屋に侵入し、女性に刃物のようなものを突き付けて約7時間半にわたって監禁した疑い。2人は知り合いだったという。同署は犯行に及んだ経緯を調べている。
同署によると、女性が知人と2人で在室していたところに関根容疑者が入ってきた。知人は逃げ出して室外にいた引っ越し業者に助けを求め、業者が110番通報した。女性はこの日、部屋から引っ越す予定だったという。
同署と県警本部捜査一課は捜査員約120人を配置し、解放に向けた交渉を進めたが応じなかったため、同日午後7時ごろ、特殊部隊が室内に閃光(せんこう)弾を投じた後、玄関などから突入して関根容疑者を取り押さえた。
捜査関係者やアパートの家主によると、アパートは1、2階にそれぞれ3部屋の計6部屋あり、いずれもワンルームタイプ。関根容疑者が立てこもった部屋には女性が1人で住んでいたという。
現場は福島市北部の4号国道沿いにある住宅地。
( カテゴリー:主要 )