書きかけのデータが消えたときの対処法
大事な作業中のデータが消失すると焦りますよね。バックアップをとり忘れていることもあるでしょう。
そんなときは「バックアップなら、あるぜ。ここにな」と言いながら、こめかみのあたりをトントンとしながら作業再開すればよいのです。
うまくいく気持ちが湧いてきます。
以上、ご査収くださいませ。
(書きかけのエントリが消えたのを思い出しながら)
英報道機関BloombergのCVC部門であるBloomberg Beta。彼らの投資方針はGIthubにアップロードされており、いつでもチェックができる。今回、試しに日本語訳を勝手にしてみたので、参考にしてください。
BBさんは、いわゆるFintech やソフトウェア、アプリケーションへの投資が主たる業務と思われ、一見、自分の業務とは別物です。が、創業者とVCの関係性については「リアルテック領域への投資」でも通じる要素があると思いました。
大事な作業中のデータが消失すると焦りますよね。バックアップをとり忘れていることもあるでしょう。
そんなときは「バックアップなら、あるぜ。ここにな」と言いながら、こめかみのあたりをトントンとしながら作業再開すればよいのです。
うまくいく気持ちが湧いてきます。
以上、ご査収くださいませ。
(書きかけのエントリが消えたのを思い出しながら)
役所や大企業のやり方をベンチャー企業に押し付けるな
とあるプロジェクトで、「この課題管理表に沿って、浮上した課題を記入し解決にあたりましょう。ミーティングは月次ベースでお願いします」という打診を受けました。
ベンチャー側にはメリットがあるのでしょうか。ベンチャーには日々、いわれなくても課題が生まれているかと思います。それはそうです。これまでないものを世の中に適用しようと、その齟齬を必死で埋めようとしているわけです。法規、売上・予算、人員などさまざまなものを柔軟に繰り合わせて価値を生み出します。結果として現状ときしみがあり、問題がやまほど発生します。
ただしベンチャーの場合、問題発生と同じくらい、経営の舵取り次第で問題無効化・解消化も可能ではないでしょうか。事業上のポジショニングや採用技術を変えていくことで、「あったはずの問題が起こらなくなっている」という解決の仕方をとることができます。結局、会議でリストアップした課題そのものが陳腐化していくのです。
だから1個1個つきあわせて管理をすることを念頭においた課題管理表というエクセルが、スタートアップのテンションを下げそうだな、と思います。そうでなくても「ほかに山程問題があるのになあ」という状況です。月次でまめに対応して炎上は消し、成長を阻みそうな課題をつぶし、というのがリズム的に合うのか疑問です。また一行ずつ読み上げて、「この課題はどのようにしてますか?」と問い詰める予実管理もスタートアップのやる気を削ぎそうです。
あえてメリットを認めるとすれば、「重要でない課題は無視していい」という前提をわかちあえばこそ、ではないでしょうか。「一番深刻な課題には対処している」であれば、細かい課題はどうでもよいのです(たぶん)。
具体性に欠けたり、進歩が見えない。何か活動が多い(やってる感)だけで、研究が進まない。とすれば、それはClaimがないのでは?
と、こんな心臓がキューッとなるような
自省をうながすスライドがありましたのでお知らせします。
断定系にするとよい。
「決着がつく」というのも研究者の実情にあった表現だ。時間や予算、やる気のリソース制限が途切れる前に白黒つけ、「それ以上やるかどうか決める」というのも含まれているように感じる。むしろ私は「決着」ということに科学的な正誤判定以外にもリソース制約からくる白黒判定を迫られるニュアンスもあるとして使いたい。
まずは「AはBである」と言ってみろ、ということ。
そらそうだ
研究者にとって新しいことを考えたり試行錯誤したりしている以外の要件は究極的にはすべて雑用です
ただしshared, limited, 気まぐれなリソース。間違ったことを言うかもしれない
お願いがあります。リバネスでは、ディープ・テックもしくはリアルテック、すなわちwebだけで完結しないハードウェア、ロボット、自動車、バイオ、ヘルスケア、エネルギー、食・農業、水産、海洋などの分野の研究成果の社会実装を目指す研究者を募集しています。ITに比べて遥かに事業化が大変と言われる分野ですが、少しでも社会実装に漕ぎ出そうとお考えでしたら、私どものwebサイト(https://techplanter.com/entry/)から、6月中にエントリーしていただけないでしょうか。
TECH PLANTERは、入り口こそビジネスプランコンテストですが、研究成果の社会実装を目指す研究者を、ビジネスとサイエンスがわかるコミュニケーターが伴走して事業化をすすめるプロジェクトです。研究成果や研究にかけてきた想いをまず私達がじっくり聞いて、わかりやすく伝える方法を開発し、事業計画を一緒にたて、大企業や投資家へ紹介してビジネスや資金調達に繋げていきます。大学事務としてのURAや技術移転機関のTLOでもなく、金融機関の人間でもなく、「科学とビジネスを理解し、わかりやすく伝える」職能を持ったコミュニケーターが伴走するのが、TECH PLANTERの特徴です。
研究を一所懸命やってこられた先生が、少しでもスムーズに事業化に漕ぎ出せる支援環境を整えたい、と考えてパートナー企業を巻き込んでいます。年間パートナー企業の事業会社とタッグを組むことで、ベンチャーが早期に共同研究契約を結んだり、事業提携やM&Aの可能性を模索できます。また、大学とは勝手の異なる「会社で行う研究開発」や「研究とマーケティングを並行させること」を実感をもって取り組めるでしょう。また、今年の年間パートナー企業は、昨年から数を増やして、より広範なテクノロジー領域をカバーできるようになります。(具体名はもう少しお待ち下さい)。そして研究開発型企業への投資をすると明言しているファンドや、知財や法務など研究者にとっつきにくい経営方面に関わる助言をくれる経営支援パートナー企業もそろっています。
昨年のテックプラングランプリの優勝者は15年以上研究に人生を捧げ、口下手で内向的な性格の人でした。今でも性格は変わっていないかもしれませんが資金調達に成功し、実用化・事業化に向けて大きく前進しました。なお、これほど研究者にメリットを提供しながらリバネスはどうやって儲けているの?とよく質問されますが、パートナー企業からのオープンイノベーション関連研究予算や、スポンサー・広告宣伝費用など様々な名目でお金を頂いています。「新しい事業の可能性を検討する場の、プラットフォーム利用料」です。
さておき、研究成果を元にベンチャーをつくって成功させるのはとても長い長い道のりですが、ビジネスプランコンテストへの申請を皮切りに準備を始めてみませんか。会社を始めていなくても結構です。メンバーが1人からでも申請できます。しかしながら、事業が始まる前から熱心に話を聞く民間の機関は相当少数です。門前払いされないのが嬉しかった、研究の突っ込んだ話を理解してくれた、というお礼をいただいたこともあります。6月中にエントリいただければ、7月2日のキックオフイベントでプレゼンする枠を用意できますし、書類〆切に向けて十分なディスカッション期間を作れます。最終選考会出場への準備が捗るでしょう。
そこで、15分程度、プロフィールやおおまかな研究概要を教えていただくだけないでしょうか。それで、ひとまずのエントリ完了です。そこからコミュニケーターがついて2人3脚で事業化についての相談に乗らせていただきます。遠隔の人はSkypeなどで連絡を採りましょう。7月2日のキックオフイベントで皆様とお会いできるのを楽しみにしています
https://techplanter.com/entry/
追伸:それにしても、ビジネスプランコンテストの優勝がどこのチームだろうと……集まってきた研究者の顔ぶれを想像するだけでワクワクしてきませんか?