障害者殺傷事件 残る9人殺害容疑できょう再逮捕へ

障害者殺傷事件 残る9人殺害容疑できょう再逮捕へ
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相模原市の知的障害者施設で入所者が刃物で刺されて19人が死亡、27人が重軽傷を負った事件で、10人の殺害に関わったとして逮捕された元職員の男について、警察は、残る入所者の男性9人を殺害した疑いで、5日に再逮捕する方針です。その後の調べで、男は当初10月1日に事件を計画していたことが、捜査関係者への取材でわかり、計画を早めた理由について調べています。
この事件は、ことし7月26日の未明、相模原市緑区の知的障害者の入所施設「津久井やまゆり園」で、入所者が刃物で刺されて19人が死亡、27人が重軽傷を負ったものです。
これまでに10人の殺害に関わったとして逮捕された元職員の植松聖容疑者(26)について、警察は、施設の西棟の入所者の男性9人を包丁で刺すなどして殺害したとして、勾留期限の5日、殺人の疑いで再逮捕する方針です。これで犠牲者19人全員について立件されることになります。

これまでの調べで、植松容疑者はことし2月に書いた手紙の中で事件の計画を記していますが、その後、本人の供述などから、当初10月1日に事件を計画していたものの、2か月余り早めていたことが捜査関係者への取材でわかりました。
調べに対し、植松容疑者は事件の動機として、一貫して手紙に書かれた障害者を冒とくする供述をしているということで、計画を早めた理由や事件を起こす動機を持つようになったいきさつを調べています。