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始まりは突然に
季節は夏。サラリーマンはスーツで炎天下と最悪のコンボで、学生は終わらぬ宿題との格闘で悲鳴をあげる夏休みだ。
夏休みなので久々に家の外に出てみようと外へ出たものの夏の日照りに悲鳴をあげ、汗だくになり帰ってきたアホ毛がトレードマークの高校一年生、雨雲 時雨。
「畜生…何が"比較的涼しい日になるでしょう"だ……天気予報なんぞ信用できるか……」
そんなことをぼやきながら流れるような動作でエアコンと扇風機を同時稼働、そしてPCの電源をつける。
PCの起動までの僅かな時間でお気に入りのアイス「ジャリジャリ君(ソーダ味)」を開封、そして口に加え、PCの前の座椅子に座りパスワードを解除する。
「いつ見ても惚れ惚れする程の早業だぜ………。」
なんてくだらない台詞を吐く高校一年生だと思いながらPCの開くのを待っていると、PCの画面が一度暗くなり、画面に1人の女が写った。
そしてこんなウィンドウが開かれる。
[幻想郷に行きますか?]
[はい いいえ ]
「幻想郷……?なんのことだ……?ゲームか何かかな?」
面白半分で押したのは勿論「はい」だ。
《ようこそ……幻想郷へ………!》
どこかから女の声。
その瞬間、PCの画面が恐ろしいまでの引力を発し、時雨の体を引きずりこんだ。
《能力は貴方の中に眠っているわ……頑張ってね……♪》
その声を最後に、時雨の意識は途絶えた。
槌鋸です!
読んで頂きありがとうございました。
とりあえず幻想郷に時雨放り込まないことには話が進まないので放り込みました(乱雑)
ここからどう広げていこうか、楽しみな所です。
次回から幻想郷での話です!
熱の冷めぬうちに書きますよー!
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