ドメイン取得の基礎知識!知っておきたい5つのポイント | SEO効果の噂から選ぶべきドメインの種類まで

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ドメインの選び方!あまり難しく考えず、一定のポイントだけおさえていればOK!

先日、お客様と話していて「ドメイン」の話題になりました。

・新規で立ち上げるWEBサイトのドメイン取得をどうするか?
・ドメイン名はどうするか?

ということなんですが、私はあまり難しく考えないようにしています。

企業コンサルをしていると、ドメインに悩み過ぎてWebサイトの立ち上げが数ヶ月伸びたり、欲しいドメインに多額のお金をつぎ込むケースも多々見ていますからね。

ドメインとは?
ドメインとは、カンタンに言えばインターネット上の住所です。これは、世界にたったひとつ。あなただけが使用する住所になります。また、ドメイン取得は先着順になっており、すべて早い者勝ちです。他者と同じドメインを取得することは絶対に不可能な為、ドメイン取得は悩みのタネにもなるのです。ある意味、良いドメインを先行して取得できれば、会社や個人の財産にもなります。

それぞれ取得にかかる費用も違うし、望んだものがとれなかったりと悩む人は多いと想いますが、私は一定のポイントだけおさえていればOK!と答えています。

シンプルに考え、早くサイトが立ち上がることが大事です。

とは言え、WebサイトのURLやメールアドレスにも使用されるドメイン。

長いお付き合いになることが想定されます。

気分次第でコロコロと変えることはできませんので、慎重に選ぶ必要はあります。

そこで今回はドメインの取得について、基本的な部分をわかりやすくカンタンにご説明していきましょう。

ドメイン取得の基礎知識 5つのポイント

細かい話をしようとすると、gTDL(ジェネリックトップレベルドメイン)と、ccTLD(国別コードトップレベルドメイン)の違いとは?

みたいなややこしい話から始めなくてはならないので、今回は初心者向けにザックリとカンタンなポイントだけお伝えしますよ。

gTDL(ジェネリックトップレベルドメイン)とは?
gTLDとは、インターネット上で使用されているトップレベルドメイン(TLD)のうち、世界中の誰でもサブドメイン名を取得する権利があるものを指します。よく見かける「.com」「.net」「.info」などのドメインはgTLDのの中に含まれます。
ccTLD(国別コードトップレベルドメイン)とは?
ccTLDとは、国や地域ごとに割り当てられたトップレ ベルドメイン(TLD)のことです。日本で言えば「.jp」イギリスなら「.uk」台湾は「.tw」ですね。

あぁ…結局説明してしまった。

まぁこれはあんまり深く考えなくてOKです。

流し読みしておいてください。

さあ、これらを踏まえてドメイン取得時に抑えておきたい、いくつかのポイントをお伝えしていきましょう。

「.com」「.net」「.org」たくさんあるドメインの種類

一般的に「.com」は企業のコーポレートサイトなど、商業組織用に使われ、「.net」はネットワーク用、公益財団やNPOなどの非営利組織は「.org」、「.info」なんかは汎用性が高いかな。

ここで頭に入れておきたいのは、

本来の意図と違うドメインの利用の仕方はやめておきましょうということ。

例えば、商社なのに「.org」を使うとか、学校じゃないのに「.edu」を使うといったこと。趣味のサイトなのに「.biz」とかね。

目的と異なるドメインの利用は、ユーザーを困惑させますし、Google社のMatt Cutts氏も「やめようよ。」って言ってます。

自ら信頼を失うような行為にしかなりません。

ユーザーはもちろん、天下のGoogleさまに逆らっても良いことありませんからね。

ccTLD「.jp」「.co.jp」は高価だが信頼と安心を得られる

Webサイトを見た人の信頼感を得たいなら「.jp」「.co.jp」が良いでしょう。

「.jp」は、日本国内に住所がある法人、個人に限り登録が認められているドメインです。

また、国内企業である日本レジストリサービス(JPRS)が管理しているという点も安心できますね。

さらに、セキュリティ大手のマカフィーが「世界で最も安全な国別ドメイン」と評価しています。

だから「.jp」ドメインのアドレスで送信されたメールマガジンは、スパム判定されにくいとう利点もあります。

「.com」や「.net」「.info」はメルマガでも使われやすいドメインだから、どうしても「.jp」に比べるとスパムフォルダに入る可能性が高い。

そのぶん「.jp」や「.co.jp」の価格は他のドメインと比べて若干高いんですよね。

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ただし、将来的に海外でもWebサイトを展開したいという計画があるのであれば、「.jp」のようなccTLDのドメインの取得は控えた方が良いです。

高いって言ったって年間数千円程度の違いですけどね。

ドメインを価格で選ぶべきでは無い理由 スパムドメインの一括ブロック

では、安いドメインはどうなのか?

安さに釣られ、一般的にはあまり見かけないようなドメイン、例えば「.mobi」や「.ru」「.cn」などを安易に使うことはオススメできません。

このあたりのドメインはスパマーがよく使っていますからね〜。

まとめてブロックされてしまうケースもあるので、避けたほうが懸命です。

ドメインによるSEOの違いは?Google社の公式見解

そして気になるSEOの効果についてです。

SEOにおいては延々と議論され続けているこの話題ですが、実際のところはどうなのでしょうか?

例えば

・.com と .info でSEO効果は変わるのか?
・新gTLD(「.asia」とか「.travel」とかね。)はSEO効果が高いのか?
・ccTLD と gTLD ではSEOにおける評価が違うのか?

こんな質問ですね。

これにはGoogle社のDanny Sullivan氏も、Matt Cutts氏も「変わらない」と言っていますし、Googleの公式ブログでも「SEOへの影響は無い」と言っています。Googleは以前からず〜っとこの件に関してスタンスを変えていません。

こうしたGoogle社の公式見解、モノによっては「時々嘘ついてない?」と、私は疑っていますが、この件に関しては事実でしょう。

ドメインそのものが直接的にもたらすSEOの効果無さそうです。

一時話題になった日本語ドメインも同様で、直接的なSEO効果は無いでしょう。

ただし、「.jp」などの信頼性の高いドメインを使っていることで、サイトを訪れたユーザーからリンクを貼られやすい…

というような間接的な効果はあるでしょうから、このあたりは考慮してドメインを選ぶべきですね。

ドメイン名は短く!わかりやすく!が重要!!スペル間違いにも注意!

ドメイン名はWebサイトのタイトルや中身に沿ったもの、会社や業種に沿ったURLにするため、適したドメイン名をつけるのが基本です。

冒頭で述べた通り、長いお付き合いになりますからね。ここは真剣に熟慮が必要です。(とはいっても数ヶ月かけて…みたいなのはもうやめようね。。。)

重要なことは、

・短く!
・わかりやすく!

ということ。

最近ではドメインを手打ちしてページを開く行為はだいぶ減りましたが、短いに越したことはありません。

また、メールアドレスやURLを電話口で伝える…なんてこともちょいちょいありますよね。

こういった時に長いドメインは相手にも迷惑をかけてしまいます。

そして、ドメインを見るだけで何のサイトかわかる!というぐらいのわかりやすさが欲しいところ。

シンプルで短く、わかりやすく!がポイントですね。

そうそう、スペル間違いに後から気づいて恥ずかしい思いをしている人も時々見かけます。

このあたりも注意が必要でしょう。

まとめ

う〜ん…要点だけまとめて短くサクッと書こうと思ったのに3000字超えたじゃないか。。。

どうも最近短い記事が書けません。

まだまだ修行が足りんな。

最後に軽くまとめますと、

ドメイン取得は…

・目的に合わせて
・信頼あるものを選び
・短く!わかりやすく!

ですね。

そして、“ドメインの違いによる直接的なSEO効果は無い”ということ。

長くお付き合いすることになるドメイン。しっかりポイントをおさえて取得しましょう。

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ABOUTこの記事をかいた人

落合正和

マーケティング・コンサルタント&エキスパートブロガー 2010年よりソーシャルメディアマーケティングに注目し、現在はオフラインでの商圏分析とソーシャルメディアマーケティングを融合したナレッジをベースに、企業や政治家、プロスポーツ選手といった方々へのコンサルティング活動、講演活動を行っています。 著書:はじめてのFacebook入門【決定版】(秀和システム)