7月の家庭の消費支出 前年同月を0.5%下回る

総務省が発表した「家計調査」によりますと、先月の消費支出は自動車や外国旅行への支出が減ったことなどから、物価の変動を除いた実質で、去年の同じ月を0.5%下回りました。
総務省が発表した「家計調査」によりますと、先月の家庭の消費支出は、1人暮らしを除く世帯で1世帯当たり27万8067円と、物価の変動を除いた実質で去年の同じ月を0.5%下回り、5か月連続で減少しました。ことし2月がうるう年で1日多かった影響を考慮すると、実態として11か月連続の減少となります。

これは、軽自動車税の引き上げや燃費データの不正問題などの影響で自動車の販売が落ち込んだことや、世界各地でテロ事件が相次ぎ外国へのパック旅行への支出が減ったことが主な原因です。

また、合わせて発表された自営業者などを除く勤労者世帯の先月の収入は57万4227円と、物価の変動を除いた実質で去年の同じ月を1.8%下回って2か月ぶりの減少となりました。