反捕鯨団体「高速船導入し妨害続ける」
日本の調査捕鯨に対する妨害活動を繰り返してきた反捕鯨団体、シー・シェパードは30日、日本の捕鯨船などよりも速い船を導入することを明らかにし、妨害活動を続ける姿勢を強調しました。
シー・シェパードのオーストラリアの団体は、30日、日本が南極海で調査捕鯨を行う場合、日本の捕鯨船や監視船よりも高速で航行できる新しい船をことし12月以降南極海に派遣すると発表しました。
そのうえで、「クジラを守るためにあらゆる手段を使って立ち向かう」として、妨害活動を続ける姿勢を強調しました。
捕鯨をめぐっては、先週、調査捕鯨を実施している日本鯨類研究所がシー・シェパードに対して妨害活動を行わないよう求めていたアメリカでの裁判で、日本側から和解金を支払う一方、妨害活動を永久に行わないことで合意しています。
合意はシー・シェパードのアメリカの団体とのもので、オーストラリアの団体には法的な効力は及びませんが、アメリカからオーストラリアへの資金提供ができなくなることから妨害活動の抑止効果があると見られていました。
これについて、オーストラリアのシー・シェパードの幹部は「われわれはオーストラリア中の人から活動に必要な支援を得られると思っている」と述べ、アメリカの裁判での合意は影響しないという考えを示しました。
そのうえで、「クジラを守るためにあらゆる手段を使って立ち向かう」として、妨害活動を続ける姿勢を強調しました。
捕鯨をめぐっては、先週、調査捕鯨を実施している日本鯨類研究所がシー・シェパードに対して妨害活動を行わないよう求めていたアメリカでの裁判で、日本側から和解金を支払う一方、妨害活動を永久に行わないことで合意しています。
合意はシー・シェパードのアメリカの団体とのもので、オーストラリアの団体には法的な効力は及びませんが、アメリカからオーストラリアへの資金提供ができなくなることから妨害活動の抑止効果があると見られていました。
これについて、オーストラリアのシー・シェパードの幹部は「われわれはオーストラリア中の人から活動に必要な支援を得られると思っている」と述べ、アメリカの裁判での合意は影響しないという考えを示しました。
日本鯨類研究所「遺憾に思っている」
反捕鯨団体のシー・シェパードのオーストラリアの団体が妨害活動を続ける姿勢を改めて強調したことについて、調査捕鯨を実施している日本鯨類研究所は「遺憾に思っている。引き続き安全対策を行って調査を継続していく」と話しています。
また、オーストラリアの団体がアメリカの裁判での合意による影響はないという認識を示していることについて日本鯨類研究所は「オーストラリア国内で寄付を集めるのには限度がありアメリカから資金提供できない影響は大きい」としています。
水産庁は「妨害活動は調査船団と乗組員の生命や財産を脅かすもので、断じて許されるものではない。これまでも高速船による妨害活動が行われたことはあるので、的確に対処していく」としています。
また、オーストラリアの団体がアメリカの裁判での合意による影響はないという認識を示していることについて日本鯨類研究所は「オーストラリア国内で寄付を集めるのには限度がありアメリカから資金提供できない影響は大きい」としています。
水産庁は「妨害活動は調査船団と乗組員の生命や財産を脅かすもので、断じて許されるものではない。これまでも高速船による妨害活動が行われたことはあるので、的確に対処していく」としています。