中沢滋人
2016年9月4日12時44分
イスラム教徒(ムスリム)向けに専門化したホテル「シャリアホテル富士山」がこの夏、山梨県富士河口湖町の河口湖近くにオープンした。豚肉や酒を口にできないムスリムのために、戒律にのっとった食事(ハラール食)を提供するほか、1日数回行う礼拝のための施設も完備。山下茂社長は「食事や施設に不安を感じて来られなかったムスリムの人たちに、ぜひ富士山に来てほしい」と話す。
同町船津でホテルなどを展開する「T・S」が運営する。訪日ムスリム旅行者にホテルやレストランの情報を発信する日本ハラール認定推進機構(東京都)によると、「ムスリム向けに特化したホテルは、全国でも聞いたことがない」。
空き家になっていた住宅を改築し、客室8室(定員15人)を設置。同機構のアドバイスを受け、礼拝用の部屋や礼拝前に体を清める水場を設けた。館内のどこでも礼拝ができるよう客室や食堂にも聖地メッカの方向を示す矢印のシールをつけた。
食事もハラール食の食材や調味料を集め、鍋や天ぷらなどの日本食を提供する。日の出から日の入りまで断食する「ラマダン」期間中は、早朝や深夜に食事を出すこともできる。
7月21日にモニターとして宿…
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朝日新聞社会部
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