そして、誰もいなくなった

番組詳細説明（内容）

【見どころ】
新一（藤原竜也）の計画どおり、爆弾を搭載した複数のドローンが屋上から飛び立った。小山内（玉山鉄二）は新一が何をしようとしているかに気づく。１年前、新一は総務省のデータ・サーバーにセキュリティー・ホールがあることを発見した。それは電圧異常や停電が起きた場合の0.2秒間だけ出現する。だが新一の会社はそれを表沙汰にせず、システムの修正はなされないままになった。新一はそこに侵入し、国民全員のパーソナル・ナンバーを消そうとしているのだ。国民全員が名前も身分も失い、社会的信用を失う。新一がそうだったように――。「さあ、世界の終わりが始まるぞ」……新一がつぶやいたそのとき、ドローンが一斉にUターンをはじめた――！

【内容】
新一（藤原竜也）の計画どおり、爆弾を搭載したドローンが屋上から飛び立った。同時に警視庁に「送電設備を襲撃する」というテロの予告が入る。新一はいったい、何をしようとしているのか？　鬼塚（神保悟志）とともにドローンの後を追いながら小山内（玉山鉄二）はあることを思い出した。

それは１年前、新一とランチを食べていたときのこと。新一は小山内に「お前のところのデータ・サーバーにセキュリティー・ホールがあるぞ」と話し出した。総務省のデータ・サーバーにはパーソナル・ナンバーのデータが保管されている。それは戸籍、住民票、納税記録などすべての情報につながる最重要データだ。「あれに万が一のことがあったら日本社会が吹っ飛ぶぞ！」と慌てる小山内に、新一は言う。「上司が表沙汰にするなってさ」。

新一がみつけたシステムの穴は、電圧異常時や停電時にデータ保護のためにシステムがシャットダウンされ、再起動するまでの0.2秒にのみ発生する。そこを狙うハッカーなど存在しないと新一の会社は判断したのだ。巨大なシステムを設計し直すには莫大なコストがかかる。その後、新一は新規プロジェクトチームに異動させられ、システムの修正はされないままとなった。

「そうか……」小山内は新一の計画に気づいた。新一はドローンを使って送電線を攻撃して電圧異常を起こし、そのすきにシステムに侵入しようとしている。そして日本国民１億３千万人の個人データを「ミス・イレイズ」で消すつもりなのだ。国民全員が名前も身分も失い、社会的信用を失う。そう“藤堂新一”がそうなったように――。「まるで復讐じゃねえか！」と鬼塚は叫ぶ。彼らがなすすべもないまま、ドローンは送電設備のある鉄塔のすぐそこに迫っていた。

「さあ、世界の終わりが始まるぞ」――新一がつぶやいたそのとき、ドローンが一斉にUターンをはじめた！いったいどういうことなのか？

誰がドローンをUターンさせたのか？誰が裏切ったのか？――訳が分からないまま新一は、警察に取り囲まれる。何とか逃げ出すことが出来た新一だったが、そこへある人物が現れる。それは小山内だった。小山内は新一に「自分を殺せと命令したのはお前か？」と聞く。新一は「なんの話だ？」と驚く。新一は小山内を殺す計画など知らなかった。小山内は新一を信じ、新一に情報を渡す。全ての鍵を握っているのは新一の母親・万紀子（黒木瞳）だと――。

【キャスト】
藤堂新一　株式会社Ｌ・Ｅ・Ｄ第一開発課・研究員　　　藤原竜也
小山内保　新一の大学時代の友人・総務省の役人　　　　玉山鉄二
倉元早苗　新一の婚約者 　　二階堂ふみ
日下瑛治　バー「ＫＩＮＧ」オーナー兼バーテンダ―　　伊野尾慧

五木啓太　株式会社L・Ｅ・Ｄ第一開発課・研究員　　　 志尊淳
斉藤博史　　新一の大学時代の友人 　今野浩喜
川野瀬猛　　偽藤堂新一 　　遠藤要
西野弥生　　万紀子のヘルパー　　　　　　　　　　　　おのののか
君家砂央里　家出少女　　　　　　　　　　　　　　　　桜井日奈子

馬場　　　　謎の男　　　　　　　　　　　　　　　　　小市慢太郎
鬼塚孝雄　　公安警察　　　　　　　　　　　　　　　　神保悟志
田嶋達生　　株式会社L・Ｅ・Ｄ第一開発課・課長　　　ヒロミ
西条信司　　偽藤堂新一の弁護士　　　　　　　　　　　鶴見辰吾
藤堂万紀子　新一の母親　　　　　　　　　　　　　　　黒木瞳