2016年08月29日

ルーミー愛の詩(愛することと、恐れること)

ルーミー(1207年9月30日~1273年12月17日)は、ペルシャ語文学史上最大の神秘主義詩人であり、「愛の旅人」とも呼ばれています。

愛することと、恐れること

神秘主義者が玉座に昇るには ほんの一瞬で事足りる
これが禁欲主義者なら 一日の旅程に一ヶ月を費やす

禁欲主義者にとっての一日が いかに価値が高かろうと
かといってその一日が 五万年と同等であるはずもない

けれど熟達の覚者が過ごす一日は
この世における五万年にも等しい

愛も熱愛も いずれも等しく神に属するが
恐れとは 欲望や衝動の奴隷に属するもの

愛に備わる五百の翼なら ありとあらゆる処に届く
下は地の最も低い処から 上は天の最も高い処まで

臆病な禁欲主義者が己の足で走れば
神を愛する者は稲妻よりも早く飛ぶ

きみよ 神の恩寵もて流浪より解き放たれよ
王の鷹のみが知る道を辿り 王の許へと至れ




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Posted by 氣の泉 at 15:03 │ポエム