脱税テレビ制作会社 社名変更効果なくフジ番組打ち切り
2016年09月04日 06時30分
マルサに入られたいわくつきのテレビ番組制作会社が“泣きっ面に蜂”状態とテレビ界で話題になっている。
TBS系人気バラエティー番組「ニンゲン観察バラエティ モニタリング」などを制作していた制作会社「ハイスタンダード」(東京・中央区)が強制調査を受けていたことを本紙がスクープ。今年5月には一般紙でも脱税容疑で刑事告発されたと報じられていた。
「マルサ」こと東京国税局査察部が法人税法違反の疑いで、同社と同社社長を東京地検に刑事告発。約2億7000万円の所得を隠し、法人税約7100万円を脱税した疑いだった。その余波で「モニタリング」の制作担当から外された。テレビ制作会社が刑事告発されたのは異例で、テレビ界には激震が走った。
「『ハイスタ』は信用がガタ落ち。再スタートを切るために今夏、社名を『オレンジ』に商号変更したんです。でも、結局看板を変えただけで、テレビ界からは懐疑的な意見が根強い。マルサもいまだその動向を注視しているようです」(芸能関係者)
追い打ちをかけるように、同社が制作を担当していたフジテレビ系バラエティー番組「幸せ追求バラエティ 金曜日の聞きたい女たち」(金曜午後7時)が、先月26日放送分で打ち切られた。
レギュラーだった小島瑠璃子(22)が同日、ツイッターで「残念ながら最終回ですー 是非みてください! 最終回もパンチ強いエピソードばっかりです!」とつぶやいた。同番組は「おぎやはぎ」がMCで、フリーアナウンサー田中みな実(29)が進行役だった。
信用第一のテレビ業界で信頼回復には時間がかかりそうだ。
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