神沢和敬、大隈崇
2016年9月3日09時14分
広島カープの勢いが止まらない。マジックはすでに1桁となり、25年ぶりの優勝がいよいよ現実味を帯びてきた。ファンも、経済界も、歓喜の瞬間を迎える準備を進めている。
25年ぶりの優勝はセールのチャンス。でもどうすればいいの?
優勝セールの準備に追われる広島県内の百貨店では、こんな「うれしい戸惑い」の声も上がる。
「1日で千枚も売れるかな?」「阪神優勝の際には計7千枚売れたそうです」
百貨店の福屋八丁堀本店で1日にあった会議でのやり取りだ。議題は、監督や選手ら19人のサインが印刷された陶器プレート(税込み5400円)の売り場をどこに置くかだった。
前回の記憶は薄れており、阪神の18年ぶり、楽天の初優勝の際の地元百貨店の対応などを参考にするが、「地元の盛り上がりがすごい。どれくらい人が来るか、最後は勘に頼らざるをえない」と、営業本部の上田知宏課長は話す。
広島三越は初優勝時のOBを訪ね、たる酒を振る舞った様子を聞き取ったが、今回も同様のイベントをするには年齢や車を運転しないかの確認が必要だ。「時代の違いで参考にならないことも多い。結局は手探り」(広報)。そごう広島も、他店舗で巨人や西武の優勝セールを経験した社員を頼りに準備をしている。
ただ終盤の失速も多かったカー…
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