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映画「ツレうつ」を観ました、今結婚式の誓約の言葉が心に響きます

映画「ツレがうつになりまして。 」を観ました。
最後の方では目がうるみました。
いい映画でした。

 

IT企業の過剰勤務でうつ病になり、仕事を辞めて自宅で療養を始めた夫の「ツレさん」。
自宅で漫画家をやりながら夫を支える妻の「はるさん」。
今の私たち夫婦と重なります。

 

辛い時期を乗り越え「ツレさん」の症状は徐々に快復してゆきます。

結婚式の誓約の言葉

やがて症状も安定し「はるさん」は皆の前で言います。

 

この一年は私達にとって苦しい年でした。
でも夫婦として色々なことを得た一年でもありました。
今、結婚式の誓約の言葉が胸に響きます

 

「健やかなるときも、病めるときも、喜びのときも、悲しみのときも、富めるときも、貧しいときも、これを愛し、これを敬い、これを慰め、これを助け、その命ある限り、真心を尽くすことを誓いますか?」

 

この誓約の通りに私達は本当の夫婦になれた気がします。

上手くいかないとき

結婚をゴールインと言うことがありますが、実はそれはスタート地点だと思います。

 

順調なときもあれば、うまくいかない時もあるでしょう。
そんな時、お互いがきちんと向き合い、助け合うことが何よりも大切だと思います。
そして、その過程でお互いは成長し、ほんとの信頼を育むことが出来ると思っています。

 

うちも、昨年の8月にCさんが病気で会社に行けなくなり、その後は毎日二人で自宅にいます。

 

収入は大きく減りました。
でもこのおかげでたくさん二人でいることが出来るようになりました。
ちょっとかっこよく言えば「神様がくれた大切な時間」です汗4

自分をそして相手を誇りに思うこと

映画の中でツレさんが

 

「病気のことを恥ずかしいと思っていた時期があった」

 

と言っていました。
そうか、普通はそう思うんだ…と思いました。

 

私はCさんが会社に行かなくなったことを「恥ずかしい」とか「人に言えない」と思ったことは一度もありません。
むしろ、すぐに治療に繋がってくれたことを誇らしく思っています。

 

映画の中でもツレさんは

 

病気が教えてくれたことはたくさんあります。
その中のひとつは、人は誰でもどんな時でも自分の生きている姿を誇りに思うことが出来るということです。

 

今は、かつて自分のことを情けないとか、恥ずかしいと思ったことも含めて自分を誇らしく思っています。

 

と言っていました。

 

人はいつもその人のベストを尽くしている。
そんな自分を誇りに思い、まわりもそれを尊重する。
それがとても大切だと思います。

これからさらに大変になりそうですが

我が家は、またこれからさらに経済的な苦境になりそうですエルモ大泣き
更なる出費の切り詰めが必要です。
今まで出来てきたことをいろいろ諦めないといけないでしょう。

 

でも、かつてあれほど贅沢にお金を使っていたCさんも一緒に頑張ってくれています。
二人で特売品を探し、ポイントを少しでも多く集め、節約の工夫をするのが楽しいです。

 

健やかなるときも、病めるときも、喜びのときも、悲しみのときも、富めるときも、貧しいときも

 

今、私もこの言葉が自分のものとして心に響きます。

 

ここまでお読み頂きありがとうございました。

 

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Cさんが休職して2ヶ月、辛い時期もありましたが今が一番幸せです

公園

 

Cさんが職場のストレスで8月7日に会社を休みだしてから、丁度2か月が経ちました。
経済的には有給休暇が終わる年末から苦しくなると思いますが、それ以外は今のところ平穏な日々を過ごしていると思います。

 

でも実は1か月ほど前、一時的に精神的に苦しい時期がありましたぐったり
とても気恥ずかしいのですが、Cさんへの感謝を込めてその辺りのことを書きたいと思います。

 

体の病気や怪我と違って、心の病気は目に見えません。
Cさんは見た目は元気そうなのに、一日中テレビと読書。
調子がいいのか悪いのかもわかりません。
(Cさん自身もよくわからないようですが)

 

さらに、私が在宅勤務なので、四六時中一緒にいます。
距離感の取り方が難しかったです。

イライラ、不安

一緒にいればイライラもすることもあるし、不安も出てきます。

 

「昼間から酒を飲んでアルコール依存症になったらどうしよう」
「今までの生活を変えられず、節約出来なかったらどうしよう」

 

彼を信じていいのか…。
私が彼を変えなくてはいけないのではないか…。

 

そんなことを思って悩みました。
多分この気持は彼にも伝わり、彼も不安になったのではないかと思いますすまん

 

全てを信じ、コントロールしない

今から丁度1か月前の9月7日にその気持が急に強くなりました。

 

これではいけない」と思い、いろいろ考えました。
専門家も含めて知人に相談し、ネットで同じ様な状況の記事を読んでみました。

 

その結果、その日の午後、私は

彼のことを全て丸ごと信じる
コントロールしない

と心に決めました。

 

「丸ごと」というのは「ここはいいけど、ここはだめ」といった条件付きではなく「彼の全てを尊重し、無条件に受け入れる」ことです。
過去も未来も、自分に分かることも分からないことも全て信じる。

 

それが信じるということだと思います。

 

自分を信じられるか

しかしこれが私には難しいことでした。

 

私は本当の意味で人を信じたことは今まで一度もないと思いますすまんすまん

 

もちろんCさんは大好きだし、友だちも大好きで信頼しています。
でも全てを信じ、人生を共にすることはとても怖いことでした。

 

彼のことを信じる…。
その根拠は、自分が彼と9年間一緒にいて「この人は信じていい」と思った「自分の判断」です。
「相手を信じる」とは自分の判断、つまり「自分を信じる」ことでした。

 

Cさんはありのままの私を受け入れてくれた

思えば、Cさんは私と出会ったときから一貫して「欠陥」も含めたありのままの私を受け入れて、決してコントロールしようとしませんでした。

 

そのことによって、私はありのままの自分を受け入れられるようになり、彼と一緒に過ごし、さらには「同居、結婚」という、かつての自分だったらとても考えられないことが可能になったのです。

 

ほんとにありがとうぺこぺこ

 

彼はこんなに私のことを信じてくれているのに、私はそれが出来なかったなんて。
すみませんエルモ大泣き

 

結果、とても楽になりました

楽になった

 

試しに彼を丸ごと信じ、コントロールしなくなったら時から、驚いたことに一転して私自身も楽になりました。

 

夫婦関係などでの「ストレス」や「喧嘩」の多くは、相手をコントロールしたいという気持から来るのではないでしょうか。
相手を丸ごと信じれば、コントロールしたいという気持もなくなります。

 

大切なのは

・相手や自分自身を尊重すること
・自分の気持はきちんと伝えること
・お願いはするけど、それ以上は相手に任せ、コントロールはしないこと

これらは相手を丸ごと信じることによって可能になるのだと思いました。

 

自分なりに工夫を

これ以外にも日々の生活で自分なりに工夫してみました。

・家事の項目や時間を「見える化」する(台所のボードなど)
・Cさんがやってくれていることにもっと注目し、感謝する
・自分の歪んだ思考パターンを見直す
(いつもいつも → 一体どれくらいいつも?)
(私ばかりが → ほんとに私ばかり?)
(先行き不安 → 起きていないことになぜ不安になる?)

こんなことをしているうちに精神的に楽になり、Cさんと二人で毎日楽しく過ごすことが出来るようになった思います。
私が気楽だと、Cさんもゆっくり休めると思います。

 

自分自身の不安や心配だった

Cさんも贅沢好きだった生活を変え、一緒に節約してやってくれています。
「ありがとう!」
お酒のペースも以前と変わりません。
「よかったよかった」
家事も出来る範囲で積極的にやってくれます。
「うれしーー!」

 

今になって思うと「彼に対して抱いた」不安や心配は、実は「自分の中の」不安や心配だったのかもしれません。

 

今が一番幸せ

今が一番幸せ

 

今回のことによって二人の信頼と絆は深まり、今が一番楽しく幸せだと思いますハート
Cさんが笑ってくれると、私も幸せな気持ちになります。

 

二人は歳をとってから知り合ったので、きっと神様がたくさん一緒にいられる時間を与えてくれたのでしょう(わぉ言い過ぎか)

 

私は変化が苦手で心配性です。
でも今まで「病気」「失業」「離別」などでピンチを乗り越えるたびに、人間的に成長出来ました。
今回もそうなるといいなと思っています。

 

ここまでお読み頂きありがとうございました。

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Cさんは今日は不調、8年前の自分のことを思い出しました

低気圧

 

朝起きると空は鉛色の雲に覆われ、雨模様雨と傘
Cさんはと言うと…。
好天だった昨日はあれほど元気だったのに、寝床でぐったりしていました。
やはり波があるのですね。

 

昨夜から近づいて来た低気圧のせいかもしれません。

8年前の自分と重ねて

メモ

 

このCさんの心身の変化をみて、8年前の自分のことを思い出しました。
2007年の2月にメニエール病が発症し、その後5〜6月にかけてひどい自律神経失調症に見舞われたときです。

 

あの時の私も、まさに朝起きてみないとその日の調子が分からない日が続きました。
その日どころか、朝元気でも夕方には調子悪くなったり、またはその逆だったりエルモ大泣き

 

それまでの私は、日々

 

東に飲み会あれば行って「カンパイ」とグラスを掲げ
西に酔っ払いいれば、行って「イッショニノモホ」と杯を傾ける

 

といった生活で、週末の予定はずっと先まで一杯でした乾杯

 

それが、自分の具合が全く予測不能になったため、予定というものをたてることが出来なくなったのです。
スケジュール帳は真っ白。

 

そして調子の悪い時期は会社どころか、買い物にも行けず、行動範囲は自宅から百メートル。
ベッドから出られないときもありました。
どんどん世間から遠ざかってゆく絶望感。

 

ああ、あの葉っぱが全部落ちたとき、私は…。
そんな気持でした。

 

今日、その頃つけていたメモ帳を改めてみてみました。
そこには、思うようにならない自分の心身に対する焦りと不安、そしていかにそれらと折り合いをつけるかを模索する言葉がたくさん書かれていました。

 

私は、ここで少しずつ

 

・なるがままに身をゆだねる
・やっていることは全て意味があり、一つも無駄ではない

 

ということを学んでいったのではないかと思います。
今でもまだジタバタしていますが。

 

そのメモの中に

この体験は必ず
自分のため
そして人のためになる

と書かれていました。
今あの時の経験がCさんのためになればうれしいです。

 

器

 

あきらめる

 

必要

 

ここまでお読み頂きありがとうございました。

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今何をすべきか、専門家のアドバイスが欲しいです

読書

 

今日から9月。
日中は天気も良く、久しぶりに25℃まで気温が上がりました。

 

Cさんは朝から具合が悪そうで、ソファーでぐったりしていました。
疲れやすく、近所のスーパーに買い物に行っただけでもハーハーと息を切らしています。
ため息をつくことも多いですぐったり

 

職場のストレスから離れてもすぐには楽にはならず、こうやって一進一退を繰り返して行くのでしょう。

 

Cさんはあまりしゃべらないので、心の中のことはよくわかりません。
調子がいいのか悪いのか。
何を思っているのか。

専門家のアドバイスが欲しい

適応障害」のことをいろいろ調べると、一般的にはストレスを回避するだけでなく、自分のことを考えたり、人に話すことによって、少しずつストレス耐性を上げてゆくことが大切とあります。

 

でもそれは一般論。
Cさんが今、そしてこれからどうしたらいいのかがわかりません。

 

専門家のアドバイスが欲しいです。
でも次の精神科の診察は半月後ですし、そこでも診察は数分で終わってしまうでしょう。
今行っている病院は、適応障害がわかるカウンセラーはいないそうで、アドバイスや指示はほとんどありません。

 

考え方は変えられる

私が以前Cさんと同じ様な状態になったときは、メンタル関連の本を読み、自分と向き合う文章を書き、人と会い、話し、泣き、なぜ自分がそうなってしまったのかをたくさん考えました。
その結果、ある程度自分を客観的にみられるようになり、自分らしく楽に生きられるようになったと思います。

 

人の本質はなかなか変えられなくても、考え方は変えられるものだと思います。

 

愛するCさんとこれからも一緒に歩んで行きたい。
大切なのは相手を信じることだと思っています

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Cさんが休職してからの方が私はたぶん幸せになりました、大切なのは相手を信じること

静かな時間が過ぎて行きます

 

Cさんは休職してから、ほぼ一日中ソファーでヘッドホンをして本を読みながらテレビを観ています。
そして私はそのすぐ近くでパソコンに向かっています。
静かな時間が過ぎて行きます。

 

大好きなCさんですが、こんなにずっと一緒にいるのは初めてです。
しかもCさんは精神的に参っています。
果たしてずっと二人きりで過ごしてお互いに大丈夫なのか…。

 

当初は心配していましたが、意外にも今のところ毎日平穏に楽しくやっています。
なぜなのでしょう。

理解出来ないもどかしさ

家族が精神的に参ってしまったとき、本人はもとより一緒にいる人も大変だと思います。
「ゆっくり休んでもらいたい」のはわかるけど、家族としても当惑するし、どうしたらいいのか分からない人がほとんどなのではないでしょうか。

 

最愛の家族のためになりたい。
でも理解出来ないもどかしさ。
そして、先のことを考えると不安にもなるでしょう。

 

実はCさんが毎日家にいることになってから、私も最初はちょっと不安をもらってしまいそうになりました。
でもそれはそれで「当たり前」だと思うのです。

 

休職後すぐに、毎日の二人の生活スタイルが出来上がりました。
お互いヘッドホンをしながら過ごしたりしています。
この適度な距離感がよかったのではないかと思います。

 

もちろん大好きなCさんのことは心配です。
私は元来の「心配性の完璧主義」。
あまりにも「心配事」が多すぎて、それを忘れるのが心配で、心配事をメモしていたくらいなのですアホヤ

 

Cさんが今日はどんな調子なのか知りたい…。
でもCさんはもともとテンションが低いので、以前とあまり見た目が変わりませんわぉ
なので、調子が悪いんだかいいんだかさっぱりわかりません。
ずっと黙っていられると、具合がいいんだか悪いんだかわからず心配になるので、ほんとはもっと言葉にして自分の気持ちを言ってもらいたい。
でもそれが彼にとって難しいのも分かっています。

 

実は多くの人が同じ状況にある?

Cさんのことをブログに書いてから、多くの人から

 

「自分も同じ様な状況になった/なっている」

 

というメッセージを頂きました。
ありがとうございます。
そして驚きました。

 

かく言う私も職場のストレスで1年以上も休職して傷病手当金のお世話になったことがあるのですが、その時と違って今回は支持する側です。
これがまた難しい…。
夫休職
ネットで

 

「夫 休職」

 

で検索すると、それに続くキーワードは

 

「生活費」「イライラ」「離婚」

 

でした。
皆切実です。
でもそれが現実にはなかなか表面化してこない気がします。

 

「生活費」ですが、奥さんが専業主婦で、さらにもし学費のかかる子どもがいたらほんとに大変だと思います。
奥さんが働きに出ればいいじゃないか…と言うでしょう。
でも当事者は一人になるのがとても不安なのです。
一緒にいてあげたい、でも外に働きに行かなくてはいけない。
辛いです。

 

「イライラ」もするでしょう。
ネットで見たら、休職して毎日ゲームをしている夫に愛想を尽かしかけている主婦の相談が載っていました。

 

「ゆっくり休んで好きなことをするのが、あなたの愛する夫には必要なのですよ…」

 

と言われても、なかなか理解出来ないのもわかります。

 

一番大切なのは信じること

先日、鎌倉市図書館の司書がTwitterの公式アカウントから

 

「学校が始まるのが死ぬほどつらい子は、図書館へいらっしゃい」

 

と呼びかけた投稿に対し大きな反響がわき上がっている記事をみました。
(参照元:鎌倉市図書館のツイート「学校がつらい子は図書館へ」 一時は削除も検討)(別ウインドー)

 

私にもし子どもがいて、その子どもが学校が辛くてたまらないならば、学校なんかに行かないで家にいていいよと言ってあげたい。
でも実際には、自分の子どもが学校に行かずに、一日家の中でゴロゴロしているとき

 

「それでいいんだよ」

 

と言うのは難しいのではないかと思いました。
言うのは簡単ですが、実際に自分がするのは大変です。

 

心のトラブルというのは、目に見えないから厄介なのです。
私は自分でもそのような時期があったのでCさんの気持ちはある程度理解出来ます。
でも不安があるのは事実です。
それはCさんも同じでしょう。

 

一番大切なのは相手を信じること。
私はCさんを信じています。
これに尽きると私は思っています。

 

もし家族が心のトラブルに遭遇し、自分では理解出来なくても、信じてほしいと思います。
すみません、偉そうで。
でも、

 

「よくわからないけど、私は信じてるよ。安心して休んでね」

 

そう言ってあげたい。

 

今のこの時間を大切にしたい

Cさんがダウンしてからよくなったことは、たくさんありますエルモ泣き
確かに経済的には苦しくなるでしょう。
でも実はCさんが休職してからの方が私は幸せになったと思っています。

 

大好きなCさんとずっと一緒にいられるようになりました。
まさに神様のくれた時間です。

 

今は限られた人生の時間を少しでも多くCさんと一緒にいられることに感謝しています。
いつもそこにCさんがいてくれる。
その時間を大切にしたいと思っています。

 

ここまでお読み頂きありがとうございました。

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休職後のCさんについて、ありあまる時間をいかに過ごすか

時間

 

Cさんの休職についてブログに書いた後、同じ様な体験、傷病手当金の利用、アドバイス、励ましなどのメッセージをたくさん頂きました。
ほんとにありがとうございますぺこぺこ
書くかどうか迷ったのですが、思い切って書いて良かったです。

 

今回は休職後のCさんのことについて書きたいと思います。

 

かくしてCさんは8月10日(月)から会社に行かない生活が始まりました。
今まで毎朝きっかり7時25分に重い体を引きずって出社していたのが、急に毎日何もしなくてもよくなったわけです。

 

職場でのストレスからは解放されました。
しかし…

 

「何もすることがない(何をしてもいい)時間」

 

というのも結構厄介だったりします。
ポッカリと時間が出来たとき、それまで渦中にあって抑え込まれていた感情が往々にして出て来るものです。
実際、Cさんにもそれまではあまり感じることのなかった「不安」が出てきました。

 

本人も

 

「会社に行かなくなって初めて自分が病気だと気づいた」

 

と言っていました。

不安は自然な感情

不安

 

でもここで不安が出て来るのは、今のCさんの状況では当たり前だと思います。
言ってみれば「順調な経過」。
変な言い方ですが、私は

 

「ちゃんと不安が出てきてよかった」

 

と思いました。

 

Cさんは不安を

 

・朝起きたとき
・一人になったとき
・外出したとき

 

に特に感じるそうです。
そこで朝起きたときに少量の「抗不安薬」を飲むようにしたところ、これがよく効いて、夜までなんとか不安を緩和することが出来ています。

 

一日ソファの上で

ソファーで

 

休んでからのCさんは、ほぼ一日中ソファーに座ってテレビを観ながら本や漫画を読んだり、タブレットをいじっています。
私はその近くでパソコンに向かって仕事をしています。

 

私はテレビの音が苦手なので、Cさんにはヘッドホンをしてもらっています。
時々私が手を振ったりエルモを踊らせると、Cさんも気づいて手を振ってくれます。

 

そんな静かで穏やかな時間が今のCさんにとって一番心が落ち着くそうです。
私が在宅勤務でほんとに良かったと思います。

 

今はとにかくCさんには何も心配しないで、心の凹みをゆっくり戻してもらいたいです。

 

安静にするだけでいいのか…

好きなことを

 

さてさて、とりあえず医師の診断書のおかげで「ストレスからの回避」は出来ました。
しかし精神科でもらえたのは「診断書」以外は「抗不安薬の処方」だけなのです。
次の診察は1ヶ月後…。

 

「その間薬を飲んで休む以外、我々は一体何をすればいいのか…」

 

実はそれがほとんど分かりません。

 

恐らくは状況を見ながら、可能な範囲で出来ること、やりたいことをやるのがいいのではないかと思います。

 

Cさんが好きなことと言えば「馬、料理、食事、テレビ、読書」でしょうか。
私としては、出来ることならば一緒に外に出て、無理のない範囲で馬や自然と触れあってもらえたらと思います。
そのような時間の中でゆっくりと自分を取り戻してもらいたい。

 

はたから見たら仕事をしないで遊んでいると思われるかもしれません。
さらに本人もそう思うかもしれません。
でも何と思われようと、それが今のCさんには必要だと私は思っています。

 

全ては経験

また、この機会に自分と向き合う時間を持てたらさらに良いのではないかと思います。

 

私もかつて精神的なトラブルがたくさんあり、1年以上にわたって「傷病手当金」のお世話になったこともあります。
不安や葛藤の中、私は自分と向き合ってたくさんの文章を書き、本を読み、気づき、人と出会い、助けられてきました。
そしてそれは自分の成長につながり、その後の自分の人生の大きな「糧」になりました。

 

人生に失敗はない、全ては経験である。

 

そう思っています。

 

ここまでお読み頂きありがとうございました。

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Cさんが会社を休職することになりました

ストレス

 

Cさんが東京から室蘭に転勤になって一年ちょっと。

 

東京にいたころは帰宅が深夜になることもあり、疲れ果てたCさんを見て日々ハラハラしていました。
でも室蘭ではお給料はぐっと減りますが仕事は楽になるはず!踊り
そしてCさんはこのまま定年まで働き、さらに再雇用で65才まで勤務して、その後は年金をもらって安泰だと思っていました。

 

キャホー!

 

しかし…なかなか現実は予定通りには進みませんでした。

 

室蘭での仕事は期待してたよりもずっと忙しく、職場でのストレスはCさんを日々苦しめました。
東京でのストレスが治まることなく、さらに蓄積してゆくようでしたエルモ大泣き
特に7月あたりからは目に見えてCさんは憔悴し、見ていてとても心配になっていました。

会社にこれ以上行かせたくない

Cさんは今まで私に愚痴や弱音は言うことはほどんどありませんでした。
しかしその頃から夜お酒を飲んだときに、少しずつ職場での辛さを話すようになりました。
うんうん、私でよければいくらでも聴きますよ。

 

Cさんの話は、聞いているだけで辛くなる厳しい内容でした。

 

「そんな状況の中で今までよく頑張ってきたね」

 

涙が出ましたエルモ大泣き

 

職場内部のことは書けませんが、Cさんの症状は

 

・休みの日も朝から不安で、何かに集中しないとやっていられない
・職場では不安や緊張で動悸や耳鳴りがし、お腹の具合が悪くなる
・人に話しかけたり、メールを送るのが怖い

 

さらに

 

「車がぶつかってきて怪我をすれば会社を休める」

 

とまで言うようになりましたわぉ

 

精神科へ

精神科へ

 

これはまずいです。

 

「これ以上Cさんを会社に行かせたくない」

 

毎朝Cさんを会社に送り出すのは不安で仕方ありませんでした。

 

でも自己都合で会社を辞めると、退職金や失業保険などで不利な条件になります。
自己都合では、失業給付金は出るまでに3ヶ月かかり、その後150日(約5ヶ月)しか出ません。
ここで辞めるのはあまりに悔しい…。
でもその時のCさんの状況をみたら、それも覚悟しました。

 

何とか出来ないかと考え、Cさんに一緒に「精神科」を受診することを提案。
8月7日(金)に一緒に精神科に行ってきました。
あのCさんが精神科に行ってもいいと思うこと自体、かなり具合が悪い証拠だと思いました。

 

初診では、ドクターと看護師さんが1時間半にわたって丁寧にCさんの状況を聴いてくれました。
嬉しかったです。

 

医師に

 

「そんなひどい状況の中でよく堪えてきましたね」

 

と言ってもらえたときは救われた気になりました。
そして医師が下した診断は

 

「あなたは適応障害なので即刻休職するように」

 

というドクターストップでした。

 

心のトラブルというのは周りの人はもとより、当事者でもその判断が難しいものだと思います。

 

・自分が弱いのではないか
・もっと頑張れるのではないか
・さぼっているのではないか

 

などと思ってしまう人も多いと思います。
そんな中で、専門家である医師の「診断」と「指示」は私たちを救ってくれました。

 

即刻会社を休むことに

金曜日に病院に行き、早速翌月曜日から会社を休むことにしました。

 

Cさんは会社に行くこと自体が辛いので、診断書を持って私が手続きに行ってきました。
キャオーン、初めて入るCさんの会社。
ここで毎日辛い日々を送ってきたのね(涙)。

 

突然仕事を休むことになり、同僚には迷惑をかけることになります。
Cさんもそのことはとても悩みました。
しかしここで数ヶ月にわたって引継ぎをすれば、Cさんの症状はさらに悪化するでしょう。

 

会社の人事担当の方にはCさんのその気持も伝えました。

 

経済的には何とかなると

今後経済的には私たちはどうなるのでしょうか。

 

Cさんはほぼ全く「有給休暇」をとっていなかったので、今後はまずそれを消化します。
さらに会社の病気での有給休暇制度をを利用し、合計で4ヶ月ほどはお給料が出る予定です。

 

その先はどうなるかわかりません。

 

計算では私の収入だけでも頑張って節約すればなんとかやってゆけます。
東京のマンションの家賃収入があって助かりました。

 

室蘭に来てから私たち二人の手取り年収は2百万減り、Cさんの収入がなくなればさらに半分になります。
家計はだいぶ苦しくなりますが、二人で協力しながらなんとかやってゆければと思っています。

 

Cさんの力になりたい

今から8年半前、Cさんと知り合った頃、私は「自律神経失調症」でボロボロになっていました。
外出もままならず、食事に出ても30分でダウンしていましたぐったり

 

その時にCさんはいつも変わらぬ態度で私に寄り添ってくれました。
ありがとう。
Cさんと出会えたのは私の人生で一番の幸運だと思っています。

 

今度は私がCさんの力になれればと思っています。

 

私は今まで何度か人生のピンチがありましたが、その度に成長してきました。
今回もそのようになると思っています。

 

これからもこんな二人ですがよろしくお願いいたします。

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