映画「ツレがうつになりまして。 」を観ました。
最後の方では目がうるみました。
いい映画でした。
IT企業の過剰勤務でうつ病になり、仕事を辞めて自宅で療養を始めた夫の「ツレさん」。
自宅で漫画家をやりながら夫を支える妻の「はるさん」。
今の私たち夫婦と重なります。
辛い時期を乗り越え「ツレさん」の症状は徐々に快復してゆきます。
結婚式の誓約の言葉
やがて症状も安定し「はるさん」は皆の前で言います。
この一年は私達にとって苦しい年でした。
でも夫婦として色々なことを得た一年でもありました。
今、結婚式の誓約の言葉が胸に響きます
「健やかなるときも、病めるときも、喜びのときも、悲しみのときも、富めるときも、貧しいときも、これを愛し、これを敬い、これを慰め、これを助け、その命ある限り、真心を尽くすことを誓いますか?」
この誓約の通りに私達は本当の夫婦になれた気がします。
上手くいかないとき
結婚をゴールインと言うことがありますが、実はそれはスタート地点だと思います。
順調なときもあれば、うまくいかない時もあるでしょう。
そんな時、お互いがきちんと向き合い、助け合うことが何よりも大切だと思います。
そして、その過程でお互いは成長し、ほんとの信頼を育むことが出来ると思っています。
うちも、昨年の8月にCさんが病気で会社に行けなくなり、その後は毎日二人で自宅にいます。
収入は大きく減りました。
でもこのおかげでたくさん二人でいることが出来るようになりました。
ちょっとかっこよく言えば「神様がくれた大切な時間」です
自分をそして相手を誇りに思うこと
映画の中でツレさんが
「病気のことを恥ずかしいと思っていた時期があった」
と言っていました。
そうか、普通はそう思うんだ…と思いました。
私はCさんが会社に行かなくなったことを「恥ずかしい」とか「人に言えない」と思ったことは一度もありません。
むしろ、すぐに治療に繋がってくれたことを誇らしく思っています。
映画の中でもツレさんは
病気が教えてくれたことはたくさんあります。
その中のひとつは、人は誰でもどんな時でも自分の生きている姿を誇りに思うことが出来るということです。
今は、かつて自分のことを情けないとか、恥ずかしいと思ったことも含めて自分を誇らしく思っています。
と言っていました。
人はいつもその人のベストを尽くしている。
そんな自分を誇りに思い、まわりもそれを尊重する。
それがとても大切だと思います。
これからさらに大変になりそうですが
我が家は、またこれからさらに経済的な苦境になりそうです
更なる出費の切り詰めが必要です。
今まで出来てきたことをいろいろ諦めないといけないでしょう。
でも、かつてあれほど贅沢にお金を使っていたCさんも一緒に頑張ってくれています。
二人で特売品を探し、ポイントを少しでも多く集め、節約の工夫をするのが楽しいです。
健やかなるときも、病めるときも、喜びのときも、悲しみのときも、富めるときも、貧しいときも
今、私もこの言葉が自分のものとして心に響きます。
ここまでお読み頂きありがとうございました。