7月に就任した英国のメイ首相が、中国・杭州で4日に始まる主要20カ国・地域(G20)首脳会議に出席する。国際会議へのデビューだ。どう欧州連合(EU)からの離脱を進めていくかに注目が集まる。ただ閣僚や省庁間の意見の隔たりは大きく、具体的な内容を示すことは難しそうだ。
メイ氏は8月31日、ロンドン郊外の首相別荘で約1カ月ぶりの閣議を招集。離脱交渉開始について、議会の事前承認を必要としないことを確認した。だが具体案については、各閣僚らが担当省庁の案を持ち寄る「ブレーンストーミング」にとどまったようだ。
メイ氏としては、移民規制と、欧州の単一市場への参加継続の両方を「特例」としてEUに認めさせたい。だが、EU側は「いいところ取りは許さない」と厳しい態度だ。
「政権ナンバー2」のハモンド…
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朝日新聞国際報道部
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