溶け落ちた核燃料 直接調査のロボット技術公募へ
東京電力福島第一原子力発電所で、廃炉の最大の難関とされる、事故で溶け落ちた核燃料の取り出しに向けた調査が遅れている中、日本原子力学会などは、核燃料を直接調査するロボットの技術を公募することになりました。
福島第一原発の廃炉に向けて、国や東京電力は、溶け落ちた核燃料の取り出しを5年後の平成33年までに始めるとしていて、これまでもロボットを使って原子炉周辺の調査を行ってきました。しかし、原発内部の汚染や汚染水などに阻まれて調査は遅れているうえ、今後、核燃料にたどり着くにはさらに数多くの課題を乗り越えなくてはなりません。
こうした中、日本原子力学会は日本ロボット学会と共同で、核燃料を直接調査するロボット技術のアイデアを公募することになりました。ロボットに求められる能力は、遠隔操作で入り組んだ狭い配管や水の中など、片道25メートルの行程を進んで核燃料にたどり着き、サンプルを回収して持ち帰るというものです。
アイデアはロボットの一部の技術でもかまわないとしていて、優秀な提案については、福島県楢葉町の研究施設で検証を行ったうえで、実際の調査に生かしたいとしています。
ロボットのアイデアは、来年の1月末まで日本ロボット学会で受け付けるということです。
こうした中、日本原子力学会は日本ロボット学会と共同で、核燃料を直接調査するロボット技術のアイデアを公募することになりました。ロボットに求められる能力は、遠隔操作で入り組んだ狭い配管や水の中など、片道25メートルの行程を進んで核燃料にたどり着き、サンプルを回収して持ち帰るというものです。
アイデアはロボットの一部の技術でもかまわないとしていて、優秀な提案については、福島県楢葉町の研究施設で検証を行ったうえで、実際の調査に生かしたいとしています。
ロボットのアイデアは、来年の1月末まで日本ロボット学会で受け付けるということです。