安倍晋三首相、中国の習近平国家主席 中国・杭州で4、5両日に開かれる20カ国・地域(G20)首脳会合に合わせ調整中の安倍晋三首相と中国の習近平国家主席との首脳会談に関し、中国側が海洋問題で「度を超える対中批判発言は認められない」として抑制対応を求めていることが分かった。G20首脳会合でも南シナ海問題をことさら取り上げないよう要求している状況も判明した。複数の日中関係筋が3日明らかにした。
南シナ海問題が主要議題にならないよう神経質になっている中国の姿が浮かび上がった形だ。日本側は従来の立場は変わらないと反論。首脳会談については4日開催を提案したが、中国側は5日の日程を示した。