岩手 岩泉町中心に800人以上が孤立か
台風10号の影響で、岩手県では川の氾濫などで大きな被害が出た岩泉町を中心に今も800人以上が孤立していると見られ、町などは引き続き、孤立した地域へつながる道路の復旧や取り残されている人への支援を急ぐことにしています。
岩手県によりますと、3日正午の時点で県内で孤立している住民は814人に上ると見られるということです。内訳は、岩泉町の8つの地区の17か所で602人、久慈市の2つの地区の16か所で212人となっています。
このため、寸断された道路の復旧などが急務になっていて、3日は、孤立状態が続く安家地区で、道路を覆っている膝丈ほどの高さの土砂や流木を自衛隊員が建設用の大型機械で取り除いていました。また、孤立地域にいる家族を心配して自力で向かう人もいて、3日は大雨のあと高齢の両親と連絡が取れないという女性が、手押しの1輪車を使い1時間ほどかけて歩いて自家発電機と燃料を届けていました。
女性の両親は無事だったということで、「きょうまで連絡がとれず安否が確認できなかったため本当に不安でした。土砂をよけながら歩いて、両親の無事を確認できた時は本当にほっとしました。早く復旧が進めばいいと思います」と胸をなで下ろしていました。
一方、孤立した地域へは物資の支援も行われていて、自衛隊が水のほか、パンなど調理せずに食べられるものを届けているほか、生活用品を失った被災者のために靴や衣類も用意されています。
ただ、九州に接近している台風12号の進路によっては、支援物資の輸送を一時、中断せざるをえない可能性もあるとしています。このため県や自衛隊は、道路の復旧をさらに急ぐとともに、台風が近づく場合、その前にヘリコプターで孤立地域の住民に避難してもらう方針です。
このため、寸断された道路の復旧などが急務になっていて、3日は、孤立状態が続く安家地区で、道路を覆っている膝丈ほどの高さの土砂や流木を自衛隊員が建設用の大型機械で取り除いていました。また、孤立地域にいる家族を心配して自力で向かう人もいて、3日は大雨のあと高齢の両親と連絡が取れないという女性が、手押しの1輪車を使い1時間ほどかけて歩いて自家発電機と燃料を届けていました。
女性の両親は無事だったということで、「きょうまで連絡がとれず安否が確認できなかったため本当に不安でした。土砂をよけながら歩いて、両親の無事を確認できた時は本当にほっとしました。早く復旧が進めばいいと思います」と胸をなで下ろしていました。
一方、孤立した地域へは物資の支援も行われていて、自衛隊が水のほか、パンなど調理せずに食べられるものを届けているほか、生活用品を失った被災者のために靴や衣類も用意されています。
ただ、九州に接近している台風12号の進路によっては、支援物資の輸送を一時、中断せざるをえない可能性もあるとしています。このため県や自衛隊は、道路の復旧をさらに急ぐとともに、台風が近づく場合、その前にヘリコプターで孤立地域の住民に避難してもらう方針です。