岩手と北海道の避難所に900人余 病気予防急がれる
台風10号で被害を受けた岩手県と北海道では、3日の時点で合わせて900人余りが避難所に身を寄せています。避難所での生活が長期化すれば健康への影響も懸念されることから、病気の予防などの対策も急がれています。
各地の自治体によりますと、台風10号の影響で避難所に身を寄せている人は、岩手県では3日正午の時点で、岩泉町、田野畑村、宮古市、久慈市、釜石市の5つの市町村で、合わせて776人となっています。
北海道では、3日午後4時の時点で、南富良野町、清水町、日高町、新得町、幕別町の5つの町で、合わせて146人となっています。
岩手県と北海道を合わせると避難している人は922人に上っています。
避難所での生活が長期化すれば、健康への影響も懸念されることから、3日は災害医療に詳しい岩手医科大学の眞瀬智彦教授が最も多くの被災者が避難している岩泉町を訪れ、生活不活発病の予防についてアドバイスしました。
生活不活発病は、避難所などで生活するうちに体を動かす機会が減って全身の機能が低下するもので、特に高齢者の場合は寝たきりの状態につながるおそれがあります。
聞き取り調査では、生活不活発病を発症している被災者はいなかったということですが、眞瀬教授は適度に運動するよう呼びかけていました。
岩手医科大学の眞瀬教授は「避難所ではどうしても体を動かす機会が少なくなるので、被災者の皆さんには意識して体を動かすようにしてほしいです」と話していました。
北海道では、3日午後4時の時点で、南富良野町、清水町、日高町、新得町、幕別町の5つの町で、合わせて146人となっています。
岩手県と北海道を合わせると避難している人は922人に上っています。
避難所での生活が長期化すれば、健康への影響も懸念されることから、3日は災害医療に詳しい岩手医科大学の眞瀬智彦教授が最も多くの被災者が避難している岩泉町を訪れ、生活不活発病の予防についてアドバイスしました。
生活不活発病は、避難所などで生活するうちに体を動かす機会が減って全身の機能が低下するもので、特に高齢者の場合は寝たきりの状態につながるおそれがあります。
聞き取り調査では、生活不活発病を発症している被災者はいなかったということですが、眞瀬教授は適度に運動するよう呼びかけていました。
岩手医科大学の眞瀬教授は「避難所ではどうしても体を動かす機会が少なくなるので、被災者の皆さんには意識して体を動かすようにしてほしいです」と話していました。