・ゴルゴ作者、こち亀終了に「寂しく、うらやましい」 - 社会 : 日刊スポーツ
なんつーか、コメントが正直というか実にリアルというか<さいとう・たかを大先生(汗)
集英社発行の「週刊少年ジャンプ」で1976年9月から連載している人気漫画「こちら葛飾区亀有公園前派出所」(こち亀)が17日発売の同誌で、約40年間にわたる連載を終了することが3日、分かった。
「ゴルゴ13」を45年以上描き続ける漫画家さいとう・たかをさんは「ご苦労さまと言うしかない。連載があれだけ長くなると、作品が自分のものではなくなるので、やめるにやめられなくなるものなんです。(こち亀は)雑誌の顔になっていましたから、よく決断できたなあ。寂しいのと、うらやましいのと、不思議な気持ちです」とコメントした。
なんかこれは「(少なくても第一線で)25年以上連載してきた」人しかわからない、例えば、8000メートル級の山の頂上を制覇してきた人だけが同じような登山家の気持ちがわかる、みたいな「神様の気持ちは神様しかわからない」的な凄まじさすら感じてしまうのはなぜだろう。
たぶん、「雑誌の顔になっちゃったからなかなかやめられない」ってのは、「クッキングパパ」もそうだし「はじめの一歩」もそうなんだろうなあとも。
「ワンピース」の作者の人が今そんな感じなんだろうねえ…。
仮に、今、「ワンピース」の作者の人があと半年で連載を終わらせます、とか言ったら編集部からフジテレビ、玩具メーカーの人たちまでびっくりして説得しに来るだろうしね。作者の人は「ええ、半年ぐらい猶予あるからいいじゃん。もういいだろ?そろそろ」とか言うかもしれないけど、ジャンプの編集どころか集英社の偉い人たちが「集英社を潰す気ですか?」とか泣きながら訴えてきそうな雰囲気だしね、あれ。「冨樫先生みたいに3年ぐらい休んでいいですから」とか「今までの総集編載せて2年ぐらいお茶濁してもいいですから。最終回だけは勘弁してください」とか言ってきそう。
それを思うと、よく「ドラゴンボール」の鳥山明先生とか、「スラムダンク」の井上雄彦先生とかはジャンプ編集部や集英社の説得を振り切っての無理やりだったかもしれないけど、連載を終わらせられたよね?って思う。巻頭カラーでの最終回だったもんなあ…。
ここで素朴な疑問。小学館の「ビックコミック」誌は、「ゴルゴ13」と「総務部総務課山口六平太」、仮に同時期に連載を終わらせます、って予告したらどっちの方が慌てふためくんだろう(をい)
余談
しかしだな日刊スポーツよ、
↑こんな間抜けな写真載せてるとデューク東郷から銃撃されるぞ(意味不明)