極東にロシア最大の水族館 各国の交流の拠点に

極東にロシア最大の水族館 各国の交流の拠点に
ロシア政府が東方経済フォーラムを開いていた極東のウラジオストクで、ロシア最大の水族館の完成式典が開かれ、プーチン大統領が安倍総理大臣や韓国のパク・クネ(朴槿恵)大統領を招いて、水族館を各国の交流の拠点にしたいという考えを示しました。
この水族館は、ロシア政府が5年前からウラジオストクの日本海に面する土地に日本円で300億円以上をかけて建設していたもので、面積は90ヘクタール、東京ドーム19個分と、ロシアで最大の水族館となりました。
3日に開かれた完成式典にはプーチン大統領も参加し、東方経済フォーラムでウラジオストクを訪れている安倍総理大臣と韓国のパク・クネ大統領も招待されました。
プーチン大統領は日韓の首脳に対し、「われわれの関係の発展に貢献していただき、感謝している。この水族館が国際交流の拠点になると期待している」と述べました。
日本はすでにロシア側の要請を受け、この水族館にバンドウイルカやマイルカを提供したほか、フンボルトペンギンを提供することも検討しているということです。
原油安の影響でロシア経済の低迷が続く中、プーチン政権としては、水族館を広くPRして日本や韓国などから観光客を呼び込み、外貨の獲得につなげる狙いもあるものと見られます。