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第1話
昔々、とある妖怪の姉妹がいました。
その妖怪の姉妹は覚でした。
姉は言いました。
孤独には打ち勝つべきと。
妹は言いました。
どうやって打ち勝つのか。
姉は愛するものを愛すと言いました。
妹は笑って姉を抱き締めました。
姉妹はとても楽しそうに笑っていました。
姉はいつまでのこの幸せが続くことを願いました。
冷たい雨の降る中、彼女たちは居た。
姉だったものを見つめる。
怪物はただ笑っている。
苦しみを抱えて、ただ笑っている。
妹はそれを辛そうに見ていた。
ふと周りを見回すと、血が止まらない緑髪の巫女や何処かの館の門番もいる。
皆辛そうだった。
「…終わらせなきゃ、ね。」
妹はそう小さく呟いた。
東方主娘変。
後にこの異変がこう呼ばれることを知っているのはきっと稗田の一族だけになるのだろうか。
二次創作は初めての霊猫です。
とりあえず気の向くままに書こうと思います。
よろしくお願いいたします。
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