「レベルの低い中東の審判が試合をメチャクチャにした。審判を交代させられるルールを作れ!」
1日に行われたサッカーのロシア・ワールドカップ(W杯)最終予選B組第1戦。日本とアラブ首長国連邦(UAE)の試合が終わった後、日本はパニックになった。日本はこの日、ホーム(埼玉スタジアム)で比較的弱いと言われていたUAEに1-2の逆転負けを喫した。日本のサポーターたちは「試合で納得の行かない判定が相次いだ。誤審のせいで負けた」と激怒している。日本のメディアは「中東の笛に泣いた」と報道した。
日本サッカー協会は2日、「判定に納得できない」という意見書をアジア・サッカー連盟(AFC)と国際サッカー連盟(FIFA)に提出した。日本サッカー協会の田嶋幸三会長は「抗議書簡に試合の映像も添付して送った。明確に抗議したい」と述べた。日本サッカー協会が正式に判定に抗議したのは極めて異例だ。大韓サッカー協会関係者は「試合が終わった後、文書により判定に抗議するのは、世界のサッカー界でも珍しい。結果に対する承服を重視する日本がこれほどまで抗議するのは、それだけ腹を立てているのだろう」と言った。
特に日本は後半32分の場面を問題視している。1-2とリードされた場面で、日本のFWのヘディングがUAEのGKの手に当たってはじき返されたが、選手たちは「ボールはゴールラインを越えた」と主審に詰め寄り抗議した。テレビ画面上ではボールがゴールラインを越えているのは明らかだったが、判定は覆らなかった。日本はこれより前の後半22分にもPKを得られる状況だったが、試合がそのまま進められて無念だと主張している。
日本は前半11分、MF本田圭佑のヘディングで先制ゴールしたが、前半20分と後半9分にUAEに計2ゴールを許した。特に後半9分PKではキッカーを務めたUAEのFWアハメド・ハリルがGKをバカにするような「パネンカ・キック」でゴールを決め、一層屈辱的な印象を与えた。パネンカ・キックとはPKでボールの下を足の甲に軽く当てGKのタイミングを狂わせるチップ・キックのことだ。
日本はUAEに近いカタールの審判3人が試合に割り当てられたことを問題視している。中東諸国との試合に中東の審判が割り当てられることからして問題だというのだ。
しかし、「弱いUAEを相手に逆転を許したのが問題だ」「誤審も試合の一部だけに、まず自らについて反省するべきだ」というサポーターの声もある。この日、日本ではボール占有率58:42、シュート数15:9とUAEを圧倒していたが、決定力不足に泣いた。日本は6日にアウェーでタイとの第2戦に臨む。