バングラデシュのテロ 実行犯に軍事訓練の疑い 男を殺害

バングラデシュのテロ 実行犯に軍事訓練の疑い 男を殺害
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ことし7月にバングラデシュで日本人7人が死亡したテロ事件をめぐって、現地の警察は、実行犯の男5人に軍事的な訓練を行った疑いが持たれていた過激派組織の幹部の男を摘発し、銃撃戦の末、殺害しました。
ことし7月、バングラデシュの首都ダッカの飲食店が襲撃され、日本人7人を含む20人以上が犠牲となった事件では、現地の警察は、実行犯の男5人が国内の過激派組織から支援を受けていたと見て背後関係を捜査しています。
こうした中、警察は2日夜、過激派組織の幹部の男がダッカ市内のアパートに潜伏しているという情報をもとに捜索に乗り出し、銃撃戦の末、男を殺害したと発表しました。警察によりますと、男はテロ事件の実行犯の男5人に軍事的な訓練を行っていたと見られ、警察が身元の確認を進めています。
この組織のリーダーの男も先月、警察との銃撃戦で死亡しており、地元のメディアは、この組織が過激派組織IS=イスラミックステートのバングラデシュ支部を名乗って活動しているとも伝えています。
警察では引き続き事件の全容解明を急ぐ一方で、この組織が新たなテロを企てている疑いもあるとして警戒を強めています。