浜田陽一のブログ

新しい事業を心に秘めつつ
商店街の中での日々の活動を思いのままに書きます。

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このたび、2016年9月3日付けの産経新聞栃木版に掲載されました



「〝刀剣女子〟協力求む! 

堀川国広の名刀「山姥切」展示へ 

栃木・足利市の地元商業会がネット署名スタート」



につきまして私がツイートさせていただきました内容につきまして

たくさんのリツートおよびお問い合わせいただき

誠にありがとうございます。

また、一部の方には不安や心配をおかけしました点につきまして

お詫び申し上げます。


お問い合わせいただいております皆様におひとりづつ

ご返事させていただく事が出来ないため

個人のブログという形式をとらせていただき

今回の企画を検討した経緯につきまして書かせていただく事を

ご了承いただきたくお願い申し上げます。


(長文となりますが詳細な経緯をさせていただきたくご了承願います)







まず公益財団法人足利市民文化財団が所蔵している

刀工堀川国広が天正18年(1590年)に足利学校で作られたとされる

脇指 通称「布袋国広」についてですが

この存在については足利市で生まれ育った私でも知りませんでした。



存在を知らされるきっかけになったのは昨年2015年

オンラインゲーム「刀剣乱舞 ON LINE」の中のキャラクターである

堀川国広が実在する刀剣をモデルにしたもので

その刀剣自体が足利市が所有し現存するものであると知ったことがきっかけでした。


ゲームについては当店も取引先からの情報にて「みんなのくじ刀剣乱舞」を

昨年9月に販売するなどしてその人気度を再確認するに至りました。



さらに今年の1月30日から2月14日にかけて足利市立美術館にて

文化財団の「所蔵品展」を開催するにあたり

その中に「堀川国広 脇指(国重要美術品)」が存在すると知りました。

この内容については展示の一週間前に足利市職員から聞くまでは一切知らず

ゲームの人気を知っていた私としては非常にびっくりしたのを覚えています。



足利市立美術館は当店からわずか50mたらず

さらに堀川国広ゆかりの足利学校は100mという至近距離

ゲーム人気から堀川国広を知ったファンの方がきっと足利市にいらっしゃると思い

カフェを営業する私としては来足者の休憩スポットとして

足利学校の資料などを店内に集める形でお迎えの体制を取りました。

スイーツメニューとして「刀剣パフェ」「刀剣ラテ」などを創作もしました。


結果、市立美術館には3000人を超える入場者が立ち寄り(昨年の倍)

全国から「堀川国広 脇指」を一目見ようと来場したと知りました。

私自身も現物を拝見しましたが

非常に美しい刀身や刃紋に心を奪われました。



この春の展示をきっかけに足利市立美術館、足利市文化課、広報課、足利学校、

などと情報交換をする機会が生まれ、

そして春の来館者からの再展示の要望を足利市が受け止め

6月18日から7月3日までの「堀川国広 脇指」の再展示が実現しました。

春の展示はあくまでも文化財の一部の展示として「堀川国広 脇指」がありましたが

夏の展示は「堀川国広 脇指」のみの展示として

刀工堀川国広をフィーチャーしたものでした。

(展示会来場者は



この再展示の情報は事前に共有していたため

私が会長として運営する通2丁目商業会は再び足利に訪れるであろう

お客様をお迎えすべく文化課から貸与された「堀川国広 脇指」の

画像をポストカードとして、お店をご利用のお客様に差し上げようと企画しました。

もちろんこの企画内容については商店街の振興を目的とさせていただきました。


ただしその際に制作したまちなか回遊マップには

市立美術館、足利学校周辺の歴史的な史跡を記載し

堀川国広の時代だけでない足利の魅力を知っていただこうと考えました。



足利市は古くは古墳時代から歴史的な史跡が多数存在し

国宝鑁阿寺、日本遺産足利学校はもちろん秋には

神社仏閣を無料開放する「文化財一斉公開」の日も存在します。

(2016年は11月19日、20日の二日間)


堀川国広はそんな足利市の時代の一隅として存在していましたが

今回のゲームの登場で私のような無知な一般市民までが知る

素晴らしい存在となりました。



このような経緯を経て情報交換を繰り返すうちに

「堀川国広 脇指」の他にも「山姥切国広」の存在を知ることになりました。



過去二回の「堀川国広 脇指」の展示の際のアンケート調査の中にも

「山姥切国広」の展示を希望する内容のものがあることも聞き及んでいました。



「山姥切国広」は「堀川国広 脇指」の同年2月に作られたと言われ

長義作の「山姥切」を写したものとされますが

堀川国広の最高傑作と言われるほどの名刀であると言われています。

もちろん国の重要文化財であります。



過去には平成9年に東京国立博物館で展示された経緯もあり

可能であれば堀川国広ゆかりの地である足利市で展示が出来ないかと思い

足利市文化課および足利学校へも問い合わせを行いました。



「堀川国広 脇指」再展示が実現した経緯にもあるように

一般市民からの要望がひとつのきっかけである事もするに至り

足利学校から近い商店街からの要望として

「山姥切国広」と「堀川国広 脇指」のダブル展示が実現できないかと

(ゲームのキャラクター由来の刀剣である事から)

ネットでの署名を募り足利市への要望を提出しようと企画中でありました。


商店街発信の要望のため文化財を利用した集客ではないかとの

ご指摘もありますが、それ以上に歴史的に重要な史跡が多数存在する足利市で

天正18年という時代にスポットを当てた堀川国広という刀工を

あらためて勉強する時ではないかという思いもあります事を

ご理解いただきたいと思います。



そして産経新聞の記者との情報交換の中から

取材の申し出がありこのたびの記事となりました。



以下お問い合わせ、ご指摘のあった内容のものを記述させていただきます。


************************************************************************************


【「山姥切国広」の所有者と連絡を取っているか?】

連絡は取っておりません。千葉県在住の一般市民の方との情報を持ち合わせていますが
個人情報のため連絡を取る方法が無いのが現状です。



【「山姥切国広」の所有者の確認を取って署名活動するのか?】

所有者との連絡方法がございません為、確認後署名活動という流れはできません。



【署名活動を行ってから所有者に連絡を取るのか?】

商店街として集めた署名は足利市への展示要望としてお渡しするものであり
その後所有者への連絡を取る件については足利市の判断であると考えます。



【重要文化財である刀剣の展示の経費や保険などはどうなっているか?】

今回の署名活動は地元商店街から足利市への要望の一環として署名を集める趣旨であり
商店街組織が主催者として借り受けて展示するものではありません。



【署名が集まれば展示が出来るのか?】

あくまでも署名を集める行為は、これだけの要望が一般の方にあるという趣旨であるため
署名の件数などで展示が実現するものではないと考えます。
その後の展示に向けての貸し出し依頼などの動きは足利市が判断するものであると思います。



【商店街や地域活性化の手段として貴重な刀剣の展示を推し進めるものではないか?】

決して個人所有の重要文化財の刀剣を客寄せパンダのような扱いで呼び寄せようという
気持ちではありません。我々一般市民が堀川国広という刀工が室町時代に足利学校で
作った刀剣について改めて知る機会であること、それをきっかけに足利に来街する
お客様が足利が歴史的に重要な地域であることを知っていただきたい。我々商店街は
そんなお客様をお迎えする体制を整えたいと考えております。



【山伏国広の展示要望は行わないのか?】

山伏時代の国広の刀剣も確認をしておりますので、今後情報共有をさせていただきます。


************************************************************************************


以上が主な質問内容でありますが、多数の方が関心を寄せられて

心配をされていることを真摯に受け止めて

今回のネット署名活動を行うという内容は考え直し

慎重に再検討をさせていただきたいと思います。



また、「山姥切国広」と「堀川国広 脇指」の展示を求める声が

あることも足利市文化課、足利学校とも共有したいと思っています。





このたびは堀川国広、山姥切国広の刀剣を愛する皆様に

大変ご迷惑、ご心配をおかけしましたことを

改めてお詫び申し上げます。





                         足利市通2丁目商業会

                          会長 浜田陽一


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