民進党代表選(15日投開票)に立候補した蓮舫代表代行、前原誠司元外相、玉木雄一郎国対副委員長は3日午前、読売テレビの番組に出演し、次期衆院選での野党共闘の在り方について討議した。前原、玉木両氏が共産党主導の共闘に反対したのに対し、蓮舫氏は党の再建を優先する立場を示した。

 前原氏は「共産党主導の野党共闘は絶対駄目だ。われわれが主体の軸に変えなければいけない」と指摘。玉木氏も「問題はわれわれが主導権を持ちながら(候補者)調整ができるかどうかだ。引きずられるような形でやるのは大反対だ」と同調した。

 蓮舫氏は「まず私たち(民進党)を立て直さなければいけない。野党共闘はその先の問題だ。野党連携ありきではなくて、民進党ありきだ」と語ったが、共産党との関係については言及しなかった。

 一方、蓮舫氏が中華民国(台湾)との二重国籍を持っていると一部で指摘されていることについて、同氏は「(中華民国)籍は抜いている。18歳で日本人を選んだ」と述べ、否定した。