首相 プーチン大統領に領土問題解決へ協力要請
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安倍総理大臣は、ロシア極東のウラジオストクで開かれた「東方経済フォーラム」でスピーチし、プーチン大統領に対し、北方領土問題の解決への協力を呼びかけました。また、極東でのエネルギー開発や産業振興など8項目の協力プランの進捗(しんちょく)状況を確認するため、ウラジオストクで毎年、首脳会談を行うことを提案しました。
安倍総理大臣は、ロシアや日本など、各国の企業経営者らが出席してウラジオストクで開かれた「東方経済フォーラム」の全体会合でスピーチを行いました。
このなかで安倍総理大臣は、同席したプーチン大統領に対し「ロシアと日本の経済は競合関係にはなく見事に補完する間柄だ。需要面でも供給面でも、互いに刺激し合い伸びていく未来を思おう。ロシア産業の多様化を進めて生産性を上げ、それを活かしながら、ロシア極東地域をアジア太平洋に向けた輸出の拠点にしよう」と呼びかけました。
そのうえで安倍総理大臣は、先に提案した極東でのエネルギー開発や産業振興など、8項目の協力プランの進捗状況を確認するため、ウラジオストクで、毎年、首脳会談を行うことを提案しました。
また安倍総理大臣は、「重要な隣国どうしであるロシアと日本が、今日に至るまで平和条約を締結していないのは異常な事態だと言わざるをえない。私たちは、それぞれの歴史に対する立場、おのおのの国民世論、愛国心を背負って、この場に立っている。日本の指導者として、私は日本の立場の正しさを確信し、あなたはロシアの指導者としてロシアの立場の正しさを確信している」と述べました。
そのうえで安倍総理大臣は、「このままではあと何十年も同じ議論を続けることになってしまう。それを放置していては、未来の世代に対して、よりよい可能性を残してやることができない。私たちの世代が勇気を持って責任を果たしていこう。無限の可能性を秘めた2国間関係を未来に向けて切り開くために、私はあなたと一緒に力の限り、日本とロシアの関係を前進させる覚悟だ」と述べ、北方領土問題の解決への協力を呼びかけました。
このなかで安倍総理大臣は、同席したプーチン大統領に対し「ロシアと日本の経済は競合関係にはなく見事に補完する間柄だ。需要面でも供給面でも、互いに刺激し合い伸びていく未来を思おう。ロシア産業の多様化を進めて生産性を上げ、それを活かしながら、ロシア極東地域をアジア太平洋に向けた輸出の拠点にしよう」と呼びかけました。
そのうえで安倍総理大臣は、先に提案した極東でのエネルギー開発や産業振興など、8項目の協力プランの進捗状況を確認するため、ウラジオストクで、毎年、首脳会談を行うことを提案しました。
また安倍総理大臣は、「重要な隣国どうしであるロシアと日本が、今日に至るまで平和条約を締結していないのは異常な事態だと言わざるをえない。私たちは、それぞれの歴史に対する立場、おのおのの国民世論、愛国心を背負って、この場に立っている。日本の指導者として、私は日本の立場の正しさを確信し、あなたはロシアの指導者としてロシアの立場の正しさを確信している」と述べました。
そのうえで安倍総理大臣は、「このままではあと何十年も同じ議論を続けることになってしまう。それを放置していては、未来の世代に対して、よりよい可能性を残してやることができない。私たちの世代が勇気を持って責任を果たしていこう。無限の可能性を秘めた2国間関係を未来に向けて切り開くために、私はあなたと一緒に力の限り、日本とロシアの関係を前進させる覚悟だ」と述べ、北方領土問題の解決への協力を呼びかけました。