将棋のプロ棋士を養成する「奨励会」の三段リーグが3日、東京・千駄ケ谷の将棋会館で行われ、中学2年生の藤井聡太三段が史上最年少の14歳2カ月でプロ棋士になることが決まった。これまでは加藤一二三九段(76)が1954年に樹立した14歳7カ月が最年少記録だったが、62年ぶりに更新する。
藤井三段は10月1日付で四段に昇段する。愛知県瀬戸市出身。詰め将棋を解く早さと正確さを競う「詰将棋解答選手権」で、現役トップ級棋士らを破って15~16年と2連覇し、注目を集めていた。中学生棋士の誕生は、加藤九段、谷川浩司九段(54)、羽生善治王座(45、王位・棋聖)、渡辺明竜王(32、棋王)に次いで5人目。