プーチン大統領 「8項目の協力プランは唯一の正しい方法」

プーチン大統領 「8項目の協力プランは唯一の正しい方法」
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ロシアのプーチン大統領は、極東のウラジオストクで開かれた「東方経済フォーラム」の全体会合で、日本政府が提案した8項目の協力プランについて、北方領土問題の解決に向けて信頼関係を高めるための「唯一の正しい方法だ」と述べ、高く評価しました。
ロシア極東のウラジオストクで開かれている国際会議、「東方経済フォーラム」の全体会合が3日行われ、ホスト役のプーチン大統領が、安倍総理大臣と韓国のパク・クネ(朴槿恵)大統領とともに出席して、極東地域の開発をめぐる近隣諸国との協力について意見を交わしました。

この中で安倍総理大臣が、北方領土問題の解決への協力を強く呼びかけたことを受けてプーチン大統領は、「日ロの一方が負けたと感じることがないよう信頼のレベルを高める必要がある。解決策を探すことは難しいが可能であり、安倍総理大臣の8項目の提案は唯一の正しい方法だ」と述べて日本政府がさきに提案した協力プランについて高く評価しました。

そして「われわれには決断に向けた用意があるが、十分な準備が必要だ」として、日ロの外務省間で協議を重ねるとともに、サハリン沖の油田開発のような大規模な経済協力を進める必要があると強調しました。
また安倍総理大臣に対しては「とてもよい信頼関係を築くことができた」としたうえで、「われわれにはそれぞれ国益があるが、問題の解決が必要だという点では一致している」と述べ、安倍総理大臣とともに北方領土問題の解決に取り組む姿勢を示しました。