台風10号の豪雨に見舞われた岩手県岩泉町で、避難所の停電や断水が続いている。災害弱者とされる高齢者が多く、トイレに困る避難所も出ている。
集落を結ぶ道路が寸断された安家地区。避難所の安家生活改善センターでは3日朝の時点で、約30人が避難生活を続けている。
多くが60歳以上の高齢者だ。岩間ユメさん(90)は12年前に夫を亡くし、一人暮らし。子どもは東京や横浜で、近くに頼れる親類がいない。「早く出たいけど、しばらくはここにいるしかない」と話す。
深刻なのがトイレの問題だ。ポ…
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朝日新聞社会部
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