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【ゴルフ】

穴井詩、食べて飛ばして2位発進

2016年9月3日 紙面から

6アンダーで2位の穴井詩=ゴルフ5カントリー美唄で

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◇ゴルフ5レディス<第1日>

 ▽2日、北海道美唄市・ゴルフ5C美唄C(6364ヤード、パー72)▽晴れ、28・2度、南南西1・1メートル▽賞金総額6000万円、優勝1080万円▽108選手(うちアマ6人)▽観衆1796人

 今季賞金ランク41位と低迷している穴井詩(らら、28)=GOLF5=が6バーディー、ノーボギーの66で回り、首位と1打差の6アンダー、2位につけた。ドライバーショットが復調、所属会社主催大会でツアー初優勝を目指す。首位は7アンダーで韓国の申(シン)ジエ。

 「音楽が好きな子になるように」と名付けられた詩が、悲願の初優勝へ好発進した。「ドライバーショットがさえてました。飛距離も出て、“いい子”でした」。今季25戦目。昨季は35試合に出て7度だった予選落ちが、今季既に同じだけある。6月に3週連続のベスト10フィニッシュもあったが、賞金ランキングは41位。シーズン獲得賞金約1765万円では、来季のシード権確保もままならない。

 成績の波は、ドライバーショットの好不調によるところが大きい。「開幕から3回ほどシャフトを軽いものに替えたりしたけれど、今週は去年までと同じスペックの62グラムで硬度SXに戻した。そうしたら安定した」

 フェアウエーから第2打を打てさえすればしめたもの。スタート1番から3メートルのチャンスを沈めると、3番パー3では7番アイアンでピンそば30センチに。4、6、7、11番でもバーディーを奪い、16番では残り114ヤードをピッチングウエッジでカップ直撃弾。ピンに当たり、6メートルほど戻ってバーディーはならなかったが「狙い通りのショット」と手応えを得た。

 もともと食が細く、毎年夏やせしてしまうタイプ。「開幕時より2キロ減っている。あと4キロは増やしたい。毎日懸命に食べています。私は食べることも仕事だと思ってるので」。少しほっそりして見える体にムチを入れ、ホステス大会で凱歌(がいか)を揚げる。 (月橋文美)

 

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