タイの中村俊輔に要注意と東口　名キッカーのブンマタン

　ＧＫ東口が、“タイの中村俊輔”に警戒を強めた。最終予選初戦のＵＡＥ戦で直接ＦＫから失点した日本は、またもアジア屈指のキッカーを擁する相手とぶつかることになる。

　Ｇ大阪の守護神は昨季、アジア・チャンピオンズリーグ（ＡＣＬ）１次リーグでタイ王者のブリーラムと対戦。同国代表ＤＦティーラトン・ブンマタン（２６＝現ムアントン）に、セットプレーから２試合で２失点を喫した。アウェーでは右ＣＫから直接決められ、ホームでも約２０メートルの直接ＦＫでゴールネットを揺らされた。

　東口は当時の苦い記憶をたどり、日本が世界に誇るキッカーの名前を挙げた。「タイ戦でセットプレーはカギになる。ゴール前でＦＫを簡単に与えたらあかん。擦り上げて回転を掛けるボールは、俊さん（中村俊輔）みたいなイメージ。アジアの中でもいいキッカーだと思うし、危険な１人。話す機会があればみんなに話したいし、話していかなあかんポイントやと思う」

　東口の助言を生かし、何としても最終予選初勝利をつかみたい。　（馬場康平）