トップ > 静岡 > 9月3日の記事一覧 > 記事

ここから本文

静岡

《経済》 うなぎパイの販売取りやめ 名古屋駅で

◆JR側「地元土産との兼ね合いで」

 JR名古屋駅構内にあるキヨスクの各店舗で、浜松の銘菓「うなぎパイ」の販売が四月から取りやめになっていることが二日、分かった。製造元の春華堂(浜松市中区)では、キヨスクを運営するJR東海側の意向で店舗で扱わなくなったとしており、「販売再開を望んでいる。一日でも早く再開できるように努める」とのコメントを発表した。

 うなぎパイは、パイ生地にウナギのエキスを加えて焼き上げた菓子で、春華堂が一九六一(昭和三十六)年から販売している。春華堂によると、名古屋駅ではJR東海子会社の東海キヨスクを通じ、三十年余り前から構内の売店で販売を続けてきた。

 JR東海によると、東海キヨスクが運営する二十三の売店で、二月から順次販売を取りやめた。広報担当者は「各店舗の販売状況や地元の土産品との兼ね合いを考慮し、商品を入れ替えた」と説明している。

 八月下旬からインターネット上で話題になったことを受け、春華堂は二日にコメントを発表した。春華堂の広報担当者は「浜松と名古屋は文化的、経済的に縁が深い。浜松駅を通過する『のぞみ』の利用者をはじめ、名古屋駅でも購入したいという要望を多く受けている」と説明。販売再開を目指し、JR東海側に働き掛けているという。

 

この記事を印刷する

中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井 読者の方は中日新聞プラスで豊富な記事を読めます。

新聞購読のご案内

PR情報

地域のニュース
愛知
岐阜
三重
静岡
長野
福井
滋賀
石川
富山

Search | 検索