好きな人が他の異性と仲良くしているときに感じる嫉妬
好きな人が他の異性と仲良くしているのを見ると嫉妬してしまうことがあります。なぜ嫉妬してしまうのでしょうか?
理由1、独占欲が強い
独占欲が強い人は好きな人の愛情を独占したい、自分のわがままを聞いてほしいという気持ちが強いです。そのため好きな人が自分以外の異性と仲良くしている姿を見ると嫉妬してしまうのです。
独占欲が強すぎる人は好きな人が同姓と仲良くしている姿を見ても嫉妬してしまいます。
独占欲が強い人は支配欲が強い
独占欲が強い人は支配欲が強いです。支配欲は相手を自分の思い通りにコントロールしたいという欲望です。その欲望が強いほどに嫉妬する回数が増えます。
100%自分の思い通りになる人など存在しません。でも支配欲の強すぎる人は100%を求めます。そのため嫉妬してしまう回数が増えてしまうのです。1%でも自分の思い通りにならないと嫉妬してしまうのですから当然のことです。
相手を支配するために暴力を利用する人がいる
自分が嫉妬しないために暴力を利用して相手を支配する人がいます。
「自分がこんなに愛しているのになぜ他の異性と仲良くするんだ」と言いながら、好きな人に暴力を振るう人がいます。この手の言葉と暴力を振るう人は自分は正しく、相手が間違っていると思っています。だから自分の暴力は暴力ではなく制裁だと思っています。なので嫉妬するたびにその論理で暴力を振るう可能性があります。支配欲が強いほどに暴力を振るう可能性が高まります。
誰の中にも支配欲はある
支配欲は、その強さには個人差がありますが、誰の中にもあるものです。大事なのは支配欲が自分の中にも存在するものだと自覚することです。そうしないと支配欲をコントロールすることはできません。
暴力によって好きな人を支配する人の中には、自分の支配欲に気づいていない人がいます。そのため無意識に相手を支配する行為をしてしまう人がいます。支配欲をコントロールしたいならまず支配欲が自分の中にあることを自覚しましょう。
残念ながら支配欲がある、その支配欲を満たすために好きな人を利用していると自覚しながら暴力を振るっている人もいます。もし、そんな支配欲に支配されてしまった人とお付き合いしている人はその人と別れることをお勧めします。支配欲をコントロールできない人間は精神的に幼稚な人間です。いっしょにいても支配欲を満たす道具にされるだけです。
同情で相手を支配する人もいる
同情で好きな人を支配しようとする人がいます。このタイプの人は仮病を使ったり、自傷行為を使って、相手に同情心を抱かせます。その同情心を使って相手を自分の思い通りにコントロールしようとします。
恋愛詐欺などでもこの方法を使う人がいます。「親の借金があるせいで結婚できない」とか「男にだまされて借金がある」とか言って相手を同情させる。そして相手に金を出させる。優しくて純情な人ほどこの手の詐欺に引っかかることが多いです。
依存心が強い人の支配欲
依存心の強い人の中にはこの方法を使って、自分の支配欲を満足させようとする人がいます。でも依存心の強い人の目的は支配欲を満足させることが一番の目的ではありません。自分の依存心を満足させることが一番の目的です。
このタイプの人は依存心を満足させるために相手を支配するのです。依存心が強い人ほど支配欲も強くなります。支配欲が強くなれば、相手を同情させる方法も過激になります(酷い自傷行為をする人もいます)
なぜ人は他者を支配しようとするのか?
自分の欲望を満たすためです。ある人は自分の依存心を満たすため、ある人は自分の自己顕示欲を満たすため、ある人は自分のプライドを満足させるため、ある人は自分の愛欲を満たすため、ある人は自分の金銭欲を満たすため、他者を支配しようとするのです。
支配欲が満たされなかったときに抱く怒りの中には、支配欲が満たせなかった怒りと自分の満たしたい欲望が満たせなかった怒りがあるのです。その怒りが嫉妬の正体です。
好きな人が自分以外の人と仲良くしている姿を見ると嫉妬してしまうのか?
好きな人が自分以外の人と仲良くしている姿を見ると嫉妬してしまうのは、相手の愛情をすべて自分のために使わせたいという支配欲があるからです。そして自分の中にある相手の愛情を独占したいという欲望を満たしたいという欲望があるからです。その欲望が満たせなかったため嫉妬をしてしまうのです。
つまり好きな人が自分以外の人と仲良くしている姿を見て嫉妬するのは、相手の愛情を独占できなかったため嫉妬心を抱いたのです。自分の独占欲が満たせなかったため嫉妬心を抱いてしまったのです。
独占欲の強い人は執着心も強い
独 占欲の強い人は執着心も強いです。その執着心は主に自分が独占したいものに対して働きます。好きな人の愛情を独占したい人は好きな人の愛情に執着します。 執着する時間が長くなるほどに嫉妬する回数が増えます。常に相手の愛情を得ることなど不可能だからです。でも独占欲と執着心が強くなってしまった人は常に 愛情を求めるようになってしまいます。そのため嫉妬する回数が増えてしまうのです。
相手の物や容姿や能力などに抱く嫉妬にも独占欲が働いている場合がある
相手の物や容姿や能力などを見て嫉妬をすることがあります。その嫉妬にはうらやましさが含まれています。同時にその物や容姿や能力がほしいという気持ちも含 まれています。でも、どれだけ努力しても手に入らないものというものがこの世には存在します。そういうものを求めてしまったとき人は激しい嫉妬に取り付か れてしまいます。
そんな嫉妬に取り付かれないためにはどうしたらよいか?
自 分だけがその物や容姿や能力を独占していればそんな激しい嫉妬をせずにすみます。嫉妬をしてしまうのは自分が求めるものを他人が持っているからです。で も、自分が独占していれば二度と嫉妬しなくてすみます。だから求めるものを独占したいという気持ちが生じるのです。でも、それは不可能なことです。どんな に求めても手に入らないものはあるからです。でも求めてしまう。執着してしまう。自分が求めるものに。嫉妬から解放されるために。でも手に入れることができない。そんなジレンマに苛まれてしまう人がいます。
このジレンマに苛まれた人が狂気の道を進んでしまう可能性があります。嫉妬の対象を破壊してしまうという狂気の道を。嫉妬から解放されるために。
理由2、好きな人を奪われるという危機感が嫉妬心を強くする
好きな人が自分以外の人と仲良くしていると相手に好きな人を奪われるかもしれないという疑いを抱く場合があります。相手が魅力的であったり自分に自信がなかったりするとこの疑いが強くなります。この疑いが現実になれば好きな人を失います。同時に自分の独占欲を満たす手段もなくなります。その危機感が人を不快にします。その不快さも嫉妬の一種です。独占欲に依存心が加わるとさらにこの不快感は強くなります。
理由3、「たくさん尽くしているのに」「こんなに愛しているのに」という気持ちが嫉妬心を強くする
「尽くしているのに」「愛しているのに」どうして他の異性と仲良くするの?と嫉妬する人がいます。不公正だという義憤混じりの嫉妬心です。
真面目な人、正義感の強い人、道徳心の強い人などはこの種の嫉妬を抱きやすいです。
恩着せがましい人もその種の嫉妬を抱きやすいです。
理由3、相手の容姿や能力に劣等感を抱いたときも嫉妬心は強くなる
自分の好きな人と仲良くする相手に劣等感を抱くこともあります。劣等感は敗北感を人に抱かせます。敗北感は不快な感情です。その不快感が嫉妬を強くしてしまう場合があります。
敗北感だけでなく、相手の容姿や能力などにうらやましさを感じてしまう場合もあります。敗北感を感じた相手にうらやましさを感じることは屈辱です。その屈辱感が嫉妬心を強くする場合があります。
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