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 今年3月、大阪府泉佐野市のパチンコ店で売上金を奪ったとして、府警は2日、会社役員中沢優史(まさし)容疑者(32)=大阪市中央区備後町1丁目=と無職木下政次(せいじ)容疑者(53)=同市天王寺区東高津町=を強盗致傷容疑などで逮捕したと発表した。中沢容疑者は「弁護士が来たら話す」と供述。木下容疑者は7月に起訴されており、「お金に困ってやった」と話しているという。

 捜査1課によると、中沢容疑者らは3月29日午前1時5分ごろ、パチンコ店「ダイナム大阪泉佐野店」の駐車場で、勤務を終えた男性店員2人に刃物を突きつけて店の事務室の金庫を開けさせ、売上金計約1158万円を奪った疑いがある。店員2人は顔や手足を粘着テープで縛られ、1人が手に軽傷を負った。

 同課は、中沢容疑者がインターネットの掲示板に「強盗をやりませんか」と書き込んで木下容疑者が誘いに乗り、メールで連絡を取りながら、事件を計画したとみている。