手のひらサイズの超小型Android内蔵プロジェクター「Smart Cube P1」レビュー。ハマコーはいつでもどこでも映画の夢を見た
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海外オンラインショップのBanggood.com様より、手のひらサイズのAndroid搭載プロジェクター「DOOGEE Smart Cube P1」をご提供いただいたのでレビューします。
この手の製品、あんまり触ったことなかったんだけれど、なかなかのおもしろガジェットでございます。が、使いこなしにおける不満もある。実用には、もうちょっと足りない・・・
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「Smart Cube P1」の製品仕様
いろいろ目新しい製品なのですが、まずは製品特徴を公式ページからご紹介。
公式サイト:DOOGEE Smart Cube P1
手のひらサイズのプロジェクター
本体サイズは62✕62✕62mm。手のひらサイズで、カラフルで見た目が可愛い。一昔前のルービック・キューブを彷彿させますね。完全立方体なのも、ガジェットとしては珍しい。
投影サイズは、Cubeから3.3mで、90インチ(228センチメートル)と、なかなかの大きさ。
豊富なリモートインターフェースに対応
プロジェクターに接続するためのリモートインターフェースが豊富。
・Air Play
・DLNA
・Miracast
・Bluetooth
・Wi-Fi
いろんなメディア機器や、iOSやAndroidから接続して、スマートフォン側のメディアを再生可能。
Android4.4を内蔵
個人的に一番驚いたのがコレ。Android 4.4を内蔵してます。これにより、別途メディア再生端末を用意しなくても、これ単体でいろんな様々なメディアが再生できます。
Google Playでのアプリインストールにも対応しているので、ネットワーク接続した状態からのYoutubeやNetflixなんかの映画再生。さらにいえば、事前にメディアファイルを転送しておけば、ネットワークが無くても、ローカルファイルをMX Playerとかで再生できてしまいます。
ほえぇ、面白いな。コレ。その分、ハードウェアスペックはかなり低め。
CPU:Amlogic Quad Core
内蔵ROM:8GB
メモリ:1GB
解像度:854×480 (最大1280×720)
アスペクト比:16:9
解像度最大ってのがよくわかんないけれど、Androidとしてみたら完全にロースペック。まぁやりたいことができればそれで良し。
バッテリーは4800mAh搭載。別途スマホの充電も可能
バッテリー容量は4800mAh。正直プロジェクターとして考えた場合、そのバッテリーが、多いのか少ないのかどれほどのもんか全くわからんけれど、公称では3時間の映画投影に対応しているとのこと。
マイクロUSBで充電可能なので、恐らく非推奨だけれど、充電しながらも投影もできると思われます。
また、USB出力から、別途スマホを充電も可能とのこと。まぁこれは使うことは無いだろうなぁ。
「Smart Cube P1」の開封の儀から外観の紹介
外箱。カラフルで可愛い。本体は手のひらサイズと言いながら、外箱はそれなりの大きさがあります。
蓋を開けたところ。本体見えてきましたね。薄い紙が、興奮を誘います。
同梱物一式。本体以外にはマニュアルと、充電用ACアダプターと、よくあるマイクロUSBケーブル。
別途、リモート操作用のリモコンも付属します。
リモコンを使うときは、別途同梱されているUSBの端子用のレシーバを装着します。最初から設定がすんでいるのか、指すだけで、直ぐにリモコンでの操作が可能でした。
マニュアルは全編英語。DOOGEEはアメリカの会社だけあり、日本語などは全くありませんので注意。結構分量があるので、ぶっちゃけ、日本語と中国語とその他言語が並列に記載されているマニュアルなんかよりは、よっぽど見やすいと思いますよ。斬新な製品なので、マニュアルは結構重要です。
手に持ってみたところ。手のひらサイズとはこのことですな。とっても小さく、愛らしいボディです。
外部機器接続用のUSB端子。ここに、リモコン操作用のレシーバーや、USBマウス、マイクロUSBなどを接続できます。さらに、他のスマートフォンの充電も可能。
中身がAndroidということを考えると、このUSB出力が付いているのって、なかなか珍しいですね。
こちらは、充電用のマイクロUSB端子。横にあるのは、電源ボタンと、ピント調節用のダイアルです。
実際にあれこれ触って使ってみた
ここからは、実際に電源ONして、あれこれ使ってみた様子を紹介。
公式に上がっているこの動画で、一通り使えることとそのオペレーションは出ているので、事前に眺めることをオススメします。自分は試してないけれど、Bluetooth接続で、マウスやキーボードを繋いでPCライクに使うことも出来ます。
電源投入直後。初期セットアップについての手順が表示されます。マニュアルみなくても、こういうのが早速でてくるのって、なかなか親切ですね。スマホアプリっぽい。
簡単な手順としては、QRコードからスマホ用のリモートコントロール専用アプリをダウンロードして、アプリを起動。リモート接続して、操作を始めるといった内容です。
ちなみにリモコンアプリの画面。直感的に使えてよく出来ていると思います。文字の送信は、この画面の下部に文字列つっこんでSentボタン。見てるだけでなんとなく解りますな。
リモート接続ができたら、初期セットアップ画面。日本語があるのはありがたい。
起動直後の画面。むっちゃ簡素な画面だけれど、Android4.4のあの懐かしいホーム画面では無いですか!
自宅のWi-Fiへの接続設定、そしてGoogleアカウントを認証させれば、PlayStoreも普通に使えます。おお〜。(ちなみに、本体はWi-Fiの5GHzに対応してないくせに、5GHz帯のアクセスポイントは表示されます。つなごうとすると意味不明なエラーになるのでお気をつけて)
スマホのリモートアプリの操作性は、なかなか良好。
アプリはほぼ何も入ってないに等しいので、Youtubeをインストール。無事、Gearbestのチャンネルが見えたよ!なんで、これ!
Netflixもインストールして、見れました。ちなみに、音は本体からでます。ステレオでそれなりの音量がでるので、映画鑑賞ぐらいであれば、充分。
MP4ファイルを転送して、ローカルメディアの再生もやってみました。再生アプリはMXプレイヤーをインストールしてみたんだけれど、これぐらいの600MBぐらいのファイルの再生であれば、再生等まったく問題有りません。
お次は、スマホからのリモート接続。今回はGalaxy S7 edgeからMIRACASTで接続してみることに。
端末のミラーリングがすんなりできました。 twitterとかミラーリングできてますね。凄い。他にスマホでやること無いのかよ。
使いこなしにおける不満点「暗い」
暗闇での発光の度合いなど、なかなかカメラの腕不足で伝えきれない点も多いですが、最大の弱点は「光量が不足気味」ということ。
スペック上は70ルーメンとなっています。普段聞き慣れない単位だけれど、自分が昔信越五岳トレイル110キロ(快調にいけた前半戦。2014信越五岳トレイル110キロ完走記(受付〜序盤編))でつかったヘッドライトが200ルーメン、手持ちの懐中電灯が150ルーメンということを考えると、数字的な貧弱度はだいたいわかるかと。
ちなみに業務用の大型プロジェクターなんかは、3000〜4000ルーメンとか普通だったりします。
なので、公式サイトにでているような、こんな感じにはなりません。絶対ありえない。
昼間のオフィスで、フレキシブルに使えるミニプロジェクター的な立ち位置もあるかとは思うけれど、オフィスの明るい場所で、実用的な明るさを確保するのは無理だと思う。ぼんやり概要を確認するぐらいの用途にしか使えないかと。
夜、周辺が暗い状況で、2メートルぐらい離れた状態での投影でなんとかなるかなぁという印象。使ってみた写真をとる流れから、そのままコクリコ坂を見てたんだけれど、一応1時間ぐらいは作業を忘れて集中してみれました。
Android4.4を搭載しているという汎用性の高さ、リモート接続するための手段が豊富(AirPlayやMiracastにも対応)、さらに手のひらサイズと、想定される利用シーンはいろいろ広がるんですよね。子どもとキャンプに言って、ちょっと今日の写真を振り返ってみるとか。
非常に面白さを感じさせる製品ではあるんだろうけれど、プロジェクターとしての基本機能が貧弱なので、そこが足かせになってしまい、結局利用シーンが限定されてしまうというジレンマも感じます。
発想は面白いけど惜しい製品
最後に、プロコンまとめます。
良い点
・手のひらにすっぽり収まるサイズ感
・素のAndroid4.4を搭載した汎用性の高さ
・スマホからのリモート接続手段が豊富(Bluetoothでマウスとキーボード接続、スマホ画面のAirPlayやMiracastでのミラーリング等)
悪い点
・光量が圧倒的に足りない(明るい場所での利用は現実的ではない)
もっと光量があると、使いこなしの幅が圧倒的に増えそうなんだけれど、そうすると、今より大きく重くなると考えると悩みどころ。次世代バージョンがあれば、また使ってみたいですね。
購入は、Banggood.comなどの海外通販サイトから。現時点で、17876円です。
それでは、今日はこのへんで。ハマコー(@hamako9999)でした。
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