SEO対策には正解がなく,ネット上には虚偽情報や古い情報など様々な情報が出回っています.
SEO対策本を読んでみても,イマイチピンとした答えが書いてなかったりします.
出版している本なのでデタラメを書くことは許されないからです.
ブログのアクセス上げたいなーとか思っていろいろ調べたことのまとめです.
個人ブログだったらいろいろかけるので,私が勉強してきたSEO対策の話をつらつらと書いておこうと思います.
私自身あまり詳しくないため初級と書かせていただきましたが,続編は予定しておりません.
結構いろんなことに書いてあることから,SEOに強い人から聞いた話,Googleの規約などに小さく書いてある話などを書きますが,自己責任でお願いします.
SEO対策とは
これを見に来ている方には説明は不要だと思いますが,SEOとは,「Search Engine Optimization」の略で,日本語に訳すと「検索エンジン最適化」となります.
つまり,検索されやすいサイトを作ったり,検索上位にひっかかるようなサイト作りをすることを指します.
ドメインとSEOに関係性
中古ドメインはSEO的に有利なのか
中古ドメインとは,過去に別のサイトで使われていたドメインのことです.
その中古ドメインがSEOに有利なのか変わらないのかというのはよくネット上でも議論されます.
この2点を覚えておいてください.
ドメインが育ってくるのには3ヶ月〜半年かかる.
中古ドメインは過去に規約違反を犯し,その結果でドメイン持ち主が放棄した可能性もある.
中古ドメインだと,意図したドメインを見つけにくい
ドメインが育つのには3ヶ月〜半年ほどかかると言われています.
ページランクと呼ばれ,Googleが決める,サイトの重要度があるのですが,長く運用されているドメインほど,ページランクは大きくなると言われています.
※2013年,ページランクが公には公開されないようになりました.ブラックボックス化し,評価方法は変わっていると予測されるものの,ページランクは今もSEO評価に使われていると思われます.( https://www.seroundtable.com/google-yes-pagerank-still-matters-22469.html )
そのため,古くから使われている中古ドメインほど,SEO的には有利であるといえます.しかし,過去にGoogleの定める規約の違反をしていることも考えられるというリスクが有ります.
また,SEO的には,サイトの内容とドメインは合わせたほうが良いと言われています.
ドメインに,検索で上位表示したい文字列を入れておくと,検索にかかりやすいと言われています.
例えば,僕の本名であるyukisakoで検索すると,この2つが上位表示されます.
中古ドメインでは,このように意図したドメインを取ることは難しいと思います.
このように,中古ドメイン,新規ドメインのいいところ悪いところを考えながらドメインを取りましょう.
ずっと一緒にいる子です.私みたいに10円でxyzドメインをとるなんてことがないように...
検索キーワードについて
記事を書くとき,サイトを作るときは,まずはそれが月間どのくらい調べられているのかを知っておく必要があります.
たとえ上位表示されたとしても,月間数人にしか調べてもらえていなければ,結局サイトは見てもらえないからです.
これはとても有名ですが,Googleキーワードプランナーを使用しましょう.
使い方に関しては,インターネット上の様々なところにまとまっていますので,今回は割愛させていただきます.
また,ツールだけに頼るのではなく,もちろん実際に調べることも大切です.
実際にその検索ワードで調べてみましょう.
個人ブログがあまり上位表示されておらず,大企業のサイトなどが多いキーワードなどでは,上位へ食い込むのは厳しいと考えられます.
逆に,個人ブログやYahoo!知恵袋などがたくさんあるようなキーワードでは,比較的簡単に上位へ食い込むことが出来ます.
実際に上位に出たサイトをみて,「このサイトよりもわかりやすい」というサイトを作ることができれば勝ちです.
メタデータはどうすればいいのか
HTMLをちょっとでもかじったことがある方なら聞いたことがあるメタデータです.
このように,サイトの説明やキーワードを入れることができるものです.
サイトの説明を入れる「description」
メタタグの中で,name属性がdescriptionとなっている部分には,サイトの説明を入力します.
赤線を引いた部分です.
はてなブログであれば,「ブログの説明」というところからdescriptionをいじることが出来ます.
ですが,気をつけたほうが良いのが「全てのページで同じdescriptionを使ってはいけない」ということ.
同じdescriptionを使ってしまうと,Googleからの評価が著しく下がります.
そのため,よくわからないなら空にしておきましょう.
私も以前,メタタグの重複でGoogleから怒られてしまったことがありました.
キーワードを登録する「keyword」
メタタグの中でも,name属性にkeywordを持つものです.
昔はここにキーワードを入れることが大きなSEO対策となっていましたが,現在はGoogleはこの部分をSEO評価には入れていないようです.
しかし,他の検索エンジンなどでは入れているところもあるようなので,一応入れておくと良いかもしれません.
実際に記事を書くにあたって
ブログの場合ですが,記事を書くにあたって必要なことをまとめておきます.
記事の文字数はどのくらいがいいのか
これにあたっても様々なことが言われていますが,多くが1000〜2000などにまとめられているかなという気がします.
この理由は,以下の3つです
人が3分程度以内で読める長さがちょうどいい
滞在時間もGoogleは評価している
読者にインパクトを与えることができる
ブログを書くにあたって最も大切なことが,「端的にわかりやすく書く」ということです.
1記事読むのに3分以上かかってしまった場合,途中で読まずに閉じてしまう可能性が高まるという研究結果があります.
もちろん,がっつりした分量の記事を書く場合はこの限りではありませんが,基本的には約3分以内に読める記事を意識すると良いでしょう.
すると,必然的に1000〜2000文字となってきます.
そして,GoogleがWebページの滞在時間もページの重要度を決める際の指標にしているということも忘れてはいけません.
滞在時間とは,「ユーザがページにアクセスしてからページを閉じるまでの時間」のことです.
これが極端に短い場合,Googleは「ユーザがすぐにページを閉じるサイト」と認識し,評価が低くなってしまいます.
つまり,短すぎても長すぎてもいけないということがわかりますね.
また,読者へのインパクトという点でも,この程度の長さが適切です.
あることがらに関して調べた時,一言答えだけが書いてあるWebサイトは見たことがありません.
それに対する付加情報で肉付けを行ったものそのものがWebのコンテンツです.
適度な分量がユーザに与えるインパクトによって,「この記事を読んでみよう」とユーザに思わせることが出来ます.
意外と知られていない名詞の数
実はそこまで知られていないのですが,文字数よりも重要な指標があります.それは,含まれている名詞の数です.
サイト内のテキストをGoogleのロボットが読み込み,解析するのですが,その時に名詞が大切になってきます.
名詞が多く使われているほど,情報量の多いサイトとして認識され,少ないほど情報量が少ないサイトとして認識されてしまいます.
みなさんも,ある文章が何について書かれている文章なのかを判断するとき,名詞をみて判断すると思います.
形容詞や助詞などは,サイトに書かれている内容を明確に伝えることができません.
そのため,過剰にならない程度に名詞を多く入れるとSEO的には有利になります.
また,使用するべき名詞は,関連するキーワードを多く使うと良いです.
例えば,「iPhone」の関連キーワードは「Apple」,「iTunes」,「スマートフォン」などになります.
そのように,関連するキーワードを記事中に散りばめておくことにより,「iPhone」で検索された時に上位に来る確率が高くなります.
関連キーワードを調べるサービスを紹介しておきます.
結局最も効果的なSEO対策は,ユーザを意識したサイト
冒頭にも述べたとおり,SEO対策について突き詰めればきりがありません.
今回,SEO対策の一部でありながら記事にしてみると長々と様々なことを言いましたが,結局意識するべきは一つだけです.
それは,ユーザのことを考えたサイトを作ること
適度な長さの記事を書く,デザインを工夫する,理解しやすいように名詞を多く使った記事を書く...
それらによって,ユーザが読みやすいと感じてくれるはずです.
Googleは,ユーザのことを第一に考え,ユーザが使いやすいサービスを提供してきました.
お金をもらって検索順位を引き上げることなどは一切せず,広告にはしっかりと広告とつけています.
だからこそ,Googleは多くの人に使われるサービスを提供し続けているのです.
そう,最も大切なことは,ユーザが求めている情報を適切に提供する,そんなWebページです.
タイトルだけで釣っている中身の無いサイトはすぐに読まれなくなってしまいます.
これに関しては,恐ろしくわかりやすいスライドがあるので紹介しておきます.
株式会社ウェブライダーという,Webマーケティングを専門に行なっている会社の方が作成したスライドで,何度読んでも勉強になります.
Web関係者は必ず読むべきです.
小手先のSEO対策ではなく,ずっとユーザに読み続けられるようなサイトを作っていきましょう.
そうすれば必ずアクセス数は上がってきます.