北朝鮮で大雨15人不明 8700棟損壊

北朝鮮で大雨15人不明 8700棟損壊
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日本で大きな被害を出した台風10号などの影響で、中国と国境を接する北朝鮮北東部では大雨の被害が広がり、北朝鮮の国営メディアは、これまでに15人が行方不明となり、およそ8700棟の住宅が壊れたなどと伝えています。
中国と国境を接する北朝鮮北東部では、日本で大きな被害を出した台風10号などの影響で大雨が降り続き、国境を流れる川も氾濫しました。中国中央テレビは、中国の救助隊員が国境の川で北朝鮮の住民3人を救助したと、2日伝え、放送された映像には、腰まで水につかった北朝鮮の男性と背負われた女性がボートで救出される様子が映っています。

また、中国版ツイッターの「ウェイボー」には、中国側から撮影された、水につかった北朝鮮の建物の様子だとする写真が投稿されています。
北朝鮮国営の朝鮮中央通信によりますと、北東部のハムギョン(咸鏡)北道では、これまでに15人が行方不明となり、およそ8700棟の住宅が壊れたということです。
さらに、およそ4万4000人が避難を余儀なくされていると伝えていて、北朝鮮は、被害状況の確認を進めるとともに、復旧作業を急いでいるとしています。