毎年マジで貯めないとヤバイ金額はいくらか

「人生設計の基本公式」を知れば生活が変わる

みんな「自分なりの老後」を送りたい。毎年必要な貯金額がすぐにわかる計算式がある(写真:photoman/PIXTA)

個々人に応じた「毎年の必要貯蓄率」の決め方がある!

老後の生活への備えとして、現役時代にどの程度貯蓄することが必要なのでしょうか。この問題には、これまで案外スッキリした答えがありませんでした。加えて、この問題を考えるための簡単で有効な手段がなかったので、多くの人が、現実を見ぬままに成り行き任せで現役時代を過ごし、その一方で、「老後貧乏」におびえる、経済的にも、精神的にも不健全な状態にあります。

ちなみに、金融業界としては、老後を不安に思っている人は、リスクが大きく手数料が高い金融商品(金融庁が手数料を問題視している、外貨建ての個人年金保険などが典型です。気を付けて下さい!)をしばしば買ってくれる「いいカモ」です。

時々見かけるのは、「老後の生活にいくらかかっているか?」、「老後の生活費としていくら欲しいか?」といったアンケートに基づく、老後の生活費の目処ですが、この種の問いに対する答えの「平均値」はほとんど用をなしません。人によって、現役時代の稼ぎや生活スタイルが異なるからです。

そこで、個々人の現在から将来にかけての可処分所得(手取りの年収)を基準にして、「老後は現役時代の何倍(普通は「ゼロ点何倍」)の生活をしたいか」に対して「今後の現役時代に可処分所得のうちいくらを貯蓄したらいいのか」を求める計算式を作ってみました。

次ページ現役時代と老後の生活がスッキリわかる公式とは?
関連記事
Topic Board トピックボード
人気連載
Trend Library トレンドライブラリー
  • Facebook-
Access Ranking
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • いいね!

※過去48時間以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※週間いいね数のランキングです。

トレンドウォッチ
不滅のリーダー 松下幸之助

毎年10万部のペースで売れる、松下幸之助の著作『道をひらく』。女性読者も急増中。稲盛和夫、孫正義、柳井正も傾倒する。「経営の神様」の哲学がなぜ現代人の心を引き付けるのか。

  • 新刊
  • ランキング