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【サッカー】浅野“幻の同点弾” 日本協会がAFCへ即座に抗議文2016年9月2日 紙面から
◇ロシアW杯アジア最終予選 日本1−2アラブ首長国連邦2018年ワールドカップ(W杯)ロシア大会アジア最終予選で、日本は黒星スタートとなった。対戦相手のアラブ首長国連邦(UAE)と同じ中東のカタール人審判が裁き、同点ゴールかと思われた浅野のシュートが認められないなど不可解な判定が多発。後味の悪い敗戦に、日本協会はアジアサッカー連盟(AFC)に抗議文書を提出した。 悲鳴にも似た大歓声と同時に、喚声と怒号が湧き起こった。1点を追う後半32分。本田がヘディングでゴール前へ折り返したボールに、浅野が左足を出す。フワリと浮いたボールはゴールラインを越え、GKが慌ててかきだしたようにも見えたが、ノーゴール…。 「入ったと思ったが、審判を見てもゴールと言っていなかったので。自分がもっとミートしていれば、ゴール(ネット)を揺らして、ゴールという判定にできたのかなと。そこは、自分の技術のミスかなと思う」。試合の大きな分岐点を、背番号18は反省の弁で振り返った。 日本協会の田嶋幸三会長と西野朗技術委員長が試合後、即座に「AFCに抗議する」と明言し、実際に文書を提出した“幻の同点弾”。2人とも「判定が覆ることはない」と分かっているものの、見過ごすわけにはいかなかったようで、田嶋会長は「レフェリーに何か(ペナルティーが)与えられるかもしれない」と今後のレフェリング向上を期待した。 リオデジャネイロ五輪で1次リーグ敗退してからまだ3週間。またも苦い経験をした浅野は「(ロッカールームでは)みんな悔しそうにしていたが、切り替えようという声は飛び交っていた。僕も悔しかったが、周りの声を受け、自分もしっかり切り替えて、次の試合に勝たないといけないと思っている」と続けた。次戦のタイ戦こそ価値あるゴールで「ジャガーポーズ」も決め、日本を勝利に導く。 (関陽一郎)
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