国内初 ジカ熱ウイルスの分離に成功 国産ワクチン開発へ
中南米を中心に流行が続くジカ熱をめぐり、千葉県衛生研究所は、患者の血清からウイルスを分離することに国内で初めて成功し、国産ワクチンの開発に向けて、ワクチンメーカーにウイルスを提供する契約を結んだと発表しました。
蚊が媒介する感染症のジカ熱は、中南米を中心に流行が続いていて、ワクチンの開発に向けて、アメリカで臨床試験が始まるなど、世界各国で研究が進められています。
千葉市中央区にある千葉県衛生研究所は、ことし4月、海外から帰国後にジカ熱への感染が確認された県内に住む男性の血清から、ジカウイルスを分離することに成功したと、2日発表しました。
研究所によりますと、国内では2日の時点で合わせて10人の患者が報告されていますが、ウイルスの分離に成功したケースは初めてだとしています。
また、研究所は、国産ワクチンの開発に向けて、大阪府と熊本県にある2つのワクチンメーカーに、ウイルスを提供する契約を2日付けで結んだことも明らかにしました。
千葉県衛生研究所は、「ワクチンの開発だけでなく、診断や治療などに関する研究が、国内でも進むことを期待したい」と話しています。
千葉市中央区にある千葉県衛生研究所は、ことし4月、海外から帰国後にジカ熱への感染が確認された県内に住む男性の血清から、ジカウイルスを分離することに成功したと、2日発表しました。
研究所によりますと、国内では2日の時点で合わせて10人の患者が報告されていますが、ウイルスの分離に成功したケースは初めてだとしています。
また、研究所は、国産ワクチンの開発に向けて、大阪府と熊本県にある2つのワクチンメーカーに、ウイルスを提供する契約を2日付けで結んだことも明らかにしました。
千葉県衛生研究所は、「ワクチンの開発だけでなく、診断や治療などに関する研究が、国内でも進むことを期待したい」と話しています。