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避難所にペット同伴で協定締結

09月01日 01時02分

避難所にペット同伴で協定締結

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福岡市の教育委員会と獣医師会は、災害時に避難所となる学校の一部の教室に、避難者がペットと過ごせるスペースを作れるよう獣医師が指導にあたることを盛り込んだ協定を締結しました。
福岡市役所で行われた締結式には福岡市教育委員会の星子明夫教育長と福岡市獣医師会の東田周三会長が出席し、双方が協定書に署名しました。
協定では、一連の熊本地震でペットを同伴しているため避難所の建物の外で寝泊まりせざるを得なかった人が出たことを踏まえ、住民が希望すれば避難所となっている学校の一部の教室に避難者がペットと過ごせるスペースを作れるよう獣医師が指導にあたることが盛り込まれました。
具体的には獣医師が衛生面での注意点や犬がほえたりした場合の対応の仕方などについて指導にあたることが想定されるとしています。
さらに協定では情操教育の一環として獣医師を公立の小中学校に配置し、定期的に動物の飼育方法やふれあい方を教えるとしています。
福岡市獣医師会の東田周三会長は「ペットを同伴した避難については環境省がガイドラインを策定していますが、十分に機能していないのが現状です。教育委員会と協力しながらガイドラインを実効性のあるものにしていきたい」と話していました。

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