孤立地区にも範囲広げ支援物資搬入へ 岩手 岩泉町

孤立地区にも範囲広げ支援物資搬入へ 岩手 岩泉町
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台風10号の記録的な大雨で、岩手県内では、これまでに12人が死亡し、2人が心肺停止となっています。被害が大きかった岩泉町では、町や警察が、連絡が取れなくなっている9人の安否の確認を急ぐとともに、2日まで入ることができなかった孤立した地区にも範囲を広げて、医薬品や食料品などの支援物資を届けることにしています。
台風10号の記録的な大雨で、岩手県内では、これまでに12人が死亡し、2人が心肺停止となっているほか、大規模な浸水の被害が出た岩泉町では、9人と連絡が取れなくなっています。

また、道路の冠水や土砂崩れで、県内で1093人が孤立した状態にあり、このうち岩泉町では、6つの地区の27か所で873人が孤立し、700人以上が避難生活を送っています。

町によりますと、孤立した地区や避難所の高齢者からは、医薬品が足りないという声が寄せられているほか、食料品や水が不足している集落などもあるということです。
町や警察は、連絡が取れなくなっている9人の安否の確認を急ぐとともに、2日まで入ることができなかった孤立した地区にも範囲を広げて、医薬品や食料品などの支援物資を届けることにしています。

また、岩手県は、2日に岩泉町に現地災害対策本部を設け、孤立した地区の解消や早期の復旧に向けた支援を行うことにしています。