ロシア大統領、北方領土問題解決に意欲=引き分け論に言及

2016年9月2日 13時10分 (2016年9月2日 23時57分 更新)
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 【ウラジオストク時事】ロシアのプーチン大統領は米メディアとのインタビューで、北方領土問題の解決に意欲を示した。「交換したり売却したりするのではなく、一方の国が勝者や敗者と感じないように解決したい」と述べ、「引き分け論」に再び言及した。ロシア大統領府が2日、会見録を公表した。

 この中で大統領は「日本との平和条約締結は最重要問題であり、日本の友人と問題の解決策を見いだしたいと強く思うが、ロシアは領土を取引するつもりはない」と述べた。

 ただ、2日夕の日ロ首脳会談で「この問題を協議することになると確信する」とも語っている。さらに、問題の解決は「損失を与えるのではなく、長期的かつ歴史的な2国間関係の発展の条件をつくるようにしなければならない」と強調した。 

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