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【緊迫・南シナ海】
米印戦略対話、南シナ海問題に言及し中国を牽制
インドと米国両政府は31日、ニューデリーで8月30日に行われた「米インド戦略・商業対話」の共同声明を発表した。中国が軍事拠点化を進める南シナ海に言及し、航行と上空飛行の自由の維持の重要性を強調した。また、国連海洋法条約を含む「国際法への最大限の尊重」を訴え、中国を牽制(けんせい)した。
インドは最近、外交文書で南シナ海への言及を避けてきたが、原子力供給国グループ(NSG)へのインドの参加に中国が反対したことから、中国に厳しい対応を取り始めており、今回、南シナ海問題が声明に盛り込まれたようだ。
戦略・商業対話には米国のケリー国務長官やインドのスワラジ外相が参加した。(ニューデリー 岩田智雄)
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