【9月2日 AFP】(更新、写真追加)パキスタン北西部ペシャワル(Peshawar)近郊のマルダン(Mardan)で2日早朝、地方裁判所を狙った自爆攻撃があり、少なくとも13人が死亡、50人以上が負傷した。警察当局が明らかにした。

 地元警察がAFPに語ったところによると、自爆攻撃犯は裁判所の人混みに向かって複数の手投げ弾を投げた後、自爆用ベストを起爆させた。爆発に巻き込まれて警察官や司法関係者など、少なくとも13人が死亡したという。

 パキスタンでは3週間前に南西部バルチスタン(Balochistan)州クエッタ(Quetta)でも大規模な自爆攻撃があり、多数の司法関係者が死亡している。

 また軍の発表によると、ペシャワル北郊のワルサク・ダム(Warsak Dam)で同日早朝、自爆ベストを装着し武装した4人が警備員を襲ってキリスト教徒の居住地に侵入したため、ヘリコプター数機の支援を受けたパキスタン軍が一帯を包囲。4人は軍との銃撃戦の末に殺害された。

 この事件ではパキスタン・タリバーン運動(TTP)から分派した「ジャマートゥル・アハラール(JuA)」が「多数の異端者を殺害した」との犯行声明を出した。(c)AFP