「自分には決断力がない。」、「自分のおもうように行動できない」
そう、少しでも感じている人がこの記事を読んでいるとおもいます。
決断力とは、自分自身で判断を下すこと。そして、具体的な行動に移すことまでが大切です。
とてもシンプルですけど、これがナカナカ難しいことですよね。
今日は、日頃おもうように決断をできず、実行力が不足しているあなたが知っておくべきことについてかきます。
これによって決断がスムーズにでき、実行力が高まるヒントになるとおもいます。
決断は大衆、世間の目を切り離して考えること。ベストではなく「ベター」で考えろ
人は他人の目を気にしてしまう生き物です。
特に世間体や周囲のコトに人は縛られます。
周りを気にし出すと目の前のことに集中できず、いつになっても決断できないまま渋ってしまいます。
何かを決断するということは、別の何か選ばないことでもあります。
万人に有益である決断などありえません。たとえ小さくとも犠牲になることがはらんでいます。
ですから、「ベスト」を求めるのではなくこの状況で何が「ベター」かを考えるようにしましょう。
そのために、大衆や世間の目を切り離して思考することです。
そして、自分の出した答えを信じることが大切なのです。
決断した後に方向転換してもいい
一度決断したことは、是が非でもやり通さないといけないとおもう人がとても多いのが実情です。特に日本人にありがちなことですよね。
しかし、時代が進んでいけば状況は次々と変化します。
その瞬間的にはいい決断だったとしても、時間が経てば事態が反転することもあります。
沈む船と分かっていて乗りつづける人がいないように、いくら決断したとしてもそれを捨てないといけない時もあるのです。
決断は「絶対的なモノ」ではありません。
「間違いだと分かれば、軽やかに方向転換してもいい」のです。
誤解を恐れずにいうと、「決断は慎重になりすぎずに、もっと簡単に下していい」ということ。
大事なのは、決断の質以上に「決断の回数」です。
伝説の編集者である幻冬舎社長の見城徹さんも「仕事は朝礼暮改は当たり前」だと言っています。
今日、決断したことも、「間違っている」と気づけば夕方に撤回してもいいのです。
決断したからといってそれを絶対にやり通す必要はありません。
そう考える余裕を持つことで実行力は高まっていきます。
三流のアイデアと一流の実行力 byジャック・マー(アリババ創業者)
今回は、これを声を大にして伝えたいです。
多くの人が決断できないのは、自分の持っているアイデアに自信ないことが大きな要因です。
「本当にこのアイデアでいいのか?」と苦悩し、どうしても自信がもてず決断ができない。
この経験はぼくも何度もあります。
しかし、中国のトップ企業であるアリババを創業したジャック・マーは以下のように言っています。
一流のアイデア、三流の実行と三流のアイデア、一流の実行とを選択するなら私は後者を選ぶ。
— mayun_bot (@Jack_Ma_bot) 2016年9月1日
そう、アイデアそのものには実は価値がないのです。
それ以上に、大切なのは実行し、実現する力です。
どれだけ素晴らしいアイデアでも実現できなければ価値はゼロ。
逆に、そこまで秀逸でないアイデアでも実現できさえすれば、何らかの価値は生まれます。
多くの人はいいアイデアでないと実行してはいけないとおもっています。
ですが、いいアイデアって次々と生まれることなんてないんですよ。
ですから、ジャック・マーのような一流の人物たちは、前述した決断の質以上に決断の回数を重視することの方が大切であることを知っています。
決断し、実行に移し、検証する。この流れを作り、何度も繰り返すことです。
決断の回数を多くすれば、のちのちいいアイデアが降ってくる可能性が高まります。
ユニクロ創業者である柳井社長の著書に「1勝9敗」という本があります。
この本の名の通り、たくさんの決断をし、何度も失敗を繰り返した先に、本物のアイデアが生まれるんですよ。
よって、アイデアを思いついたらまずは決断し、実行してみることなのです。
まとめ
- 決断するには、世間や外野の目を気にしないこと。
- ベストではなくベターで考えること
- 決断しても後々に方向転換してもいいと心に余裕を持つこと
- アイデアそのものには価値がない
- アイデアがたとえ中途半端でも、まずはやってみることに価値がある。
ぼくが今回伝えたいのは、決断はそこまで重く考えるものではないということです。
決断の質にこだわってしまうと多くの時間を費やし、効率が悪くなります。
それよりも決断の回数を多くし、行動を重ね続け、経験値を増やす方が決断の精度も上がっていきます。
決断を重く捉えなくなることで、実行力は高まっていくでしょう。
決断は難しく考えず、どんどん下していっていいのですよ。
それでは今日はこの辺で。
わっしょい!